女装の市村正親が歌う、ありのままの私

2018.4.8 06:00

人間味溢れる個性的なキャラクターが躍動する傑作ミュージカル

(写真1枚)

1983年に誕生し、トニー賞など数々の賞に輝くミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』の大阪公演が、4月20日に開幕する。日本版は1985年に初演、1993年からゲイクラブの看板スター・ザザことアルバンを市村正親が演じ、キュートと呼ぶにふさわしい存在感で観客を魅了している。

アルバンは、ゲイクラブのオーナーであるジョルジュと事実上の夫婦。かいがいしく彼に尽くす妻の面も見せるが、実は2人は倦怠期。さらにジョルジュがかつてもうけた息子の結婚話を前に、母親役を務めてきたアルバンは難題にぶつかる。

偽りを演じる自分に疑問を抱き、アルバンが劇中で高らかに歌い上げる『ありのままの私』は、いまやスタンダードナンバーとなっている名曲。愛らしい市村アルバンが「誇り高く生きるだけ、私は私よ!」と訴える歌は、どんな迷(まよ)い子も引っ張り上げてくれそうな力強さがあり、プライドを持って生きようと教えてくれる。

ジョルジュ役は2008年の公演より、市村と同じ劇団四季出身の鹿賀丈史が務めている。手を取り合う姿も自然なこのゴールデンコンビも、今年で10年目。ショーアップした歌や踊りとともに、2人の温かい空気感で大きな盛り上がりを見せる舞台は、ハッピーこのうえない。大阪公演は「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)にて、4月20日~22日まで。

文/小野寺亜紀

ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』籠の中の道化たち

日程:2018年4月20日(金)~22日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席13000円、A席9000円、B席5000円
電話:06-6377-3800

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