梅垣義明、久本雅美に「嫉妬していた」

2017.11.3 07:00

薬の神様で知られる「少彦名神社」を参拝し、成功祈願した3人。左から梅垣義明、渋谷天外、藤山扇治郎

(写真3枚)

大阪の道頓堀にある劇場「大阪松竹座」(大阪市中央区)が、新築して今年で20周年。それを記念した『松竹新喜劇 錦秋公演』(17日〜)を前に、劇団代表の渋谷天外や藤山寛美の孫である藤山扇治郎、客演の梅垣義明(ワハハ本舗)が成功祈願をおこなった。

本作が松竹新喜劇初出演の梅垣。3年前にはすでにワハハ本舗から久本雅美が出演しており、その活躍を客席から見ていたという。「お芝居がとてもおもしろいので、久本を見て嫉妬していましたよ。いい意味でのジェラシーというか」と当時を振り返る。

演目の1つ『新・親バカ子バカ』は、昭和の喜劇王・藤山寛美が全国にその名をとどろかせた代表作。本公演では舞台を現代に置き換え、天外演じるワンマン社長と、扇治郎演じる戦隊ヒーローオタクの息子を中心に、親と子の修復の物語を繰り広げる。梅垣はオカマのホームレスの役、自身の舞台で見せる「シャンソンショー」とはまた一味異なる奇抜なファッションやメイクにも注目だ。

9月の東京公演では千秋楽にスタンディングオベーションが起こり、「すごくうれしかった」と振り返った3人
9月の東京公演では千秋楽にスタンディングオベーションが起こり、「すごくうれしかった」と振り返った3人

「笑って泣ける人情喜劇。話の筋や展開は分かっていても、泣いてしまうんですよね。それは脚本の良さもあるし、役者の力量もありますし、いいお客さんも多い。本当におもしろいので、ワハハの公演もそうですが、松竹新喜劇も若い人にもっと観てほしいです」といざなう。

本公演は、昭和初期に映画化もされた上方の爆笑喜劇『帰って来た男』との二本立てで上演。地方巡業、東京公演を経て、いよいよこの秋、劇団のホームともいえる「大阪松竹座」に登場する(チケットは各プレイガイドで発売中)。

取材・文/岩本和子

『松竹新喜劇 錦秋公演』

日程:2017年11月17日(金)〜24日(金)
会場:大阪松竹座(大阪市中央区道頓堀1-9-19)
料金:1等席10000円、2等席6000円、3等席4000円
電話:0570-000-489(チケットホン松竹)

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