おいしい、たのしい!関西の工場見学

2017.3.16 06:00

休みの日のお出かけに、ひと味違うスポットはいかが? 実は、関西にあるいくつもの工場で、誰でも気軽に参加できる「工場見学」が開催されているんです。体育館よりも広い工場に入り、見たこともないほど大きな機械で商品が作られるところを見れば、普段、何気なく口にしているあの商品を見る目が変わるかも!? 友達や恋人、家族と一緒でさらに楽しめる、選りすぐりの工場見学をご紹介します!

●お菓子作りや歴史が学べる「グリコピア神戸」(神戸市)

1988年に開館して以来、2016年までに累計190万人以上のファンが訪れた江崎グリコのミュージアム「グリコピア神戸」。チョコレートの甘い香りが漂う館内では、江崎グリコの歴史や代表的なお菓子「グリコ」の移り変わり、ユニークなマーケティング施策の変遷などを学べるほか、オリジナルアニメーションの「3Dシアター」など、多彩なコーナーでお菓子の世界を知ることができます。メインとなっているのは、チョコレートとプリッツの製造過程を実際に見られる工場見学コース。ここでは、原料の混合から成型、仕上げ、包装、梱包と続く、100メートルにわたる生産ラインが見学可能。切断される前の25メートル(!)もあるプリッツや、箱詰めされたばかりのポッキーがずらりと並んで流れていく様子など、ここでしか見られないシーンの数々に、訪れた人の口からは、次々と驚きの声が。子どもたちだけでなく、大人でも楽しめるこの施設。ごくごく身近なお菓子にまつわるストーリーを楽しみながら学べます。(神戸市西区高塚台7-1/078-991-3693/入場無料・要予約)公式サイト

〜まだまだあります!おいしい、たのしい、関西の工場見学〜

●多彩な体験企画が楽しい「森永乳業 神戸工場」(神戸市)

森永乳業の神戸工場では、「ビヒダスヨーグルト 4ポット」や「マウントレーニア カフェラッテ」など、多彩な乳製品のパッキングや箱詰め、ベルトコンベアで製品が倉庫に運ばれていく様子などが見学できます。見学コースには、「マウントレーニア」の製造工程を映像で紹介する「カフェラッテトンネル」や、工場に入る従業員の服についた小さなゴミを風の力で取り除く「エアシャワー」を体験することができる実物展示もあり、見どころはたくさん。さまざまな体験企画(予約時に申し込み)も実施されているので、家族で訪れると楽しそう。(神戸市灘区摩耶埠頭3/06-6341-0271/入場無料・要予約)●公式サイト

●ダイナミックな製造ラインを見学「アサヒビール 吹田工場」(吹田市)

北海道から博多まで、全国8カ所のビール工場で工場見学を実施しているアサヒビール。そのなかのひとつ、吹田工場では、仕込み工程や発酵・熟成工程をパネルや映像で学んだ後に、熟成したビールから酵母などを取り除く巨大なろ過機が並ぶ様子や、できあがったビールがビンや缶に詰められるダイナミックな製造ラインを見学することができます。さらに、長い歴史を持つ工場らしく、操業開始当時の写真が展示されたスタートホールで125年のビールづくりを学べるほか、大正時代の趣あふれるレンガづくりの建物を見ることもできます。(吹田市西の庄町1-45/06-6388-1943/入場無料・要予約)●公式サイト

●生八ッ橋「夕子」の工場見学「井筒八ッ橋本舗 追分店」(大津市)

文化2年(1805)創業の老舗和菓子店・井筒八ッ橋本舗の追分店では、京都の代表的銘菓である生八ッ橋「夕子」の生産ラインを見学することができます。水上勉作の「五番町夕霧楼」に因んで作られた「夕子」は、多い日ならここで1日に20万個も製造される人気商品。機械によってきれいに折りたたまれ、ラインを流れてくる生八ッ橋が、テンポのいい手作業で箱詰めされていきます。(滋賀県大津市横木1-3-3/075-502-2121/見学無料)●公式サイト

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