劇団四季「CATS」13年ぶりに大阪へ

製作発表会ではキャストたちが名曲「メモリー」などを披露
「大阪四季劇場」で3年以上の大ロングランを記録し、2016年5月15日で千秋楽を迎えるミュージカル『ライオンキング』。その後同劇場で何が上演されるのか注目を集めていたが、劇団四季が大阪市内で会見を行い、2016年7月よりミュージカル『キャッツ』を上演することを発表した。大阪では13年ぶり4度目の上演となる。
『キャッツ』は、都会の夜のゴミ捨て場で年に一度の舞踏会に集まった猫たちが、自らの生き様を躍動感溢れるダンスや歌で見せるロンドン発の画期的なミュージカル。劇団四季が東京で1983年に初演、日本初のロングラン興行を果たし、1985年には西梅田のテント式仮設劇場「キャッツ・シアター」で大阪公演が開幕。東京公演を抜く13カ月のロングランを記録した。
日本初演より素晴らしいミストフェリーズ役を見せ、大阪初演でも1年間同役を演じた劇団四季の加藤敬二が、今回は振付・演出スーパーバイザーとして参加。「大阪の方々と『キャッツ』を育てた実感があります」と感慨深げに話し、この舞台の魅力は「劇場に一歩足を踏み入れた瞬間から猫の世界に迷い込んだような感覚を覚える世界観と、鍛え上げられた精鋭たちによる圧倒的なパフォーマンス」と胸を張る。『キャッツ』の名物、客席まで組み込まれたご当地ならではの“ゴミ“については、「4回目なので、これまでのゴミとはだぶらないように小道具さんと検討中です」と笑う。

また『キャッツ』には、上演地を本拠地とするプロ野球チームが優勝する“招き猫伝説“がある。大阪初演の1985年は、阪神タイガースが日本一に。2014年の上演地・福岡では福岡ソフトバンクホークスが日本一になるなど32年間で14回のリーグ優勝、6回の日本一を招いている。劇団四季の吉田智誉樹社長は「来シーズンの阪神タイガースには、『キャッツ』のご利益がありますので安心してください」と話し、会場を沸かせた。
取材・文・写真/小野寺亜紀
ミュージカル『キャッツ』大阪公演
曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
詞:T・S・エリオット「Old Possum's Book of Practical Cats」より
日程:2016年7月開幕
会場:大阪四季劇場
電話:06-4796-6600(劇団四季 関西オフィス)
※2016年4月チケット発売開始予定
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