「パパが帰ってきたときの、神対応と塩対応。」と、帰宅したご主人を迎える２匹の愛犬の姿をツイッターに投稿した、きたむらさん (@ral_aki)。

そこに写っていたのは、キリッとした表情でひたすら正面を向く４歳の柴犬の女の子・アキちゃんと、その背後で、正座するご主人の顔面に貼り付き熱烈に帰宅を歓迎する４歳のパグの男の子・ラルくんの姿。

ご主人の帰宅を猛烈に歓迎する神対応のラルくんと、ご主人を一瞥もせずこちらのごはん支度を見つめるアキちゃんの塩対応に、「寒暖差が」「出迎えてあげて！」と、爆笑のリプライが殺到しました。

「みんな、見て この迷いのない真っ直ぐな目」
「結婚１年目と５年目」
「これが神対応⁈ って思ったら後ろにいた（笑）」
パグ「ご主人しゃまああ！」柴「後ろが騒がしいですがごはんを」
「一瞬パグの方が椅子にもたれてソッポ向いてる塩対応かと思った」
「椅子じゃなくて人だった」
「これは画面の前の私たちに対する神対応なのだよ」
「キャラが被らないって大事よ」

撮影されたきたむらさんによると、ご主人の帰宅時間はいつも、キッチンで夕食の準備をしているタイミング。アキちゃんとラルくんの夜ごはんも同時に準備をするそうです。柴犬のアキちゃんは自分たちのごはんの時間をしっかりとわかっていて、きたむらさんが夕食の準備を始めると、キッチンでごはん待ちを始めるそうです。

この日もご主人が帰宅した際、アキちゃんはキッチンでごはん待機の真っ最中。毎回ごはんの時間を忘れているというラルくんは、ご主人の姿が見えた途端、大喜びでお出迎えに行きました。

その結果が、今回のまるで漫画みたいな神対応と塩対応の光景！ ツイッターにはその時の動画も投稿されています。

撮影時の状況と共に、ご主人に対するアキちゃん＆ラルくんの激しい温度差について、きたむらさんにうかがいました。

ーー写真のアキちゃんは一心不乱に何を見つめているのですか？

「アキの目線の先にあるのは、ごはんをあげる私と、ラルとアキのごはん茶碗なんです。アキはそこから目を離しません。アキは主人が帰ってきても完全無視でごはん待ちに集中、ラルは主人にムササビのように飛びつき、ガッシリと肩を押さえてペロペロしてます」

ーーアキちゃんもご主人の帰宅には気づいてる？

「私がキッチンにいる＝自分たちの夜ごはん、とわかるアキなので、主人が帰ってくる前からずーーっとこのままで、玄関が開く音がしても、主人の姿が見えても、一瞥もせず、微動だにせずキッチンで待機してます（笑）。待ち時間が長いと寝転んだりしてますが、定位置は譲りません。ラルはおネムの時間なので、主人の姿が見えるまで帰宅に気づきません。姿が見えると喜んでいきます」

ーーなんと（笑）。２匹の神対応と塩対応は毎日の光景なのですか？

「毎晩です。たまにアキが”おかえり～”と言いに行くこともありますが、主人の帰宅後に自分たちのごはん→食後のガム→寝る、の流れなので、ごはんの後も、改めて帰宅を歓迎するようなことは特にないです（笑）。ラルは永遠にペロペロし続けるので、ある程度したら主人がギブアップしてラルをはがします。アキはその間もずっとごはん待機したままです」

ーーアキちゃんもご主人のことは好きなんですよね？

「はい。普段は主人の膝に乗って寝るのが好きです。主人がゲームをしている最中に顔をペロペロしに甘えに行くなど、完全にアキのペースですが、仲良しです」

ーーよかった（笑）。ツイートによるとアキちゃんは、子犬時代にラルくんとアキちゃんが出会った「ペットパートナーズ宝塚店」の方にも塩対応なのだとか。そんなアキちゃんにも好きな人はいる？

「お散歩で会うトイプーちゃんのパパさんにメロメロです！　会うたびにパパさんの足の間に座って、なでてもらいながらニコニコ笑顔になってます。あと、かかりつけ動物病院の看護師のお姉さんたちが大好きで、飛び跳ねて喜びます」

ーーちなみに、今回の２匹の神対応と塩対応についてご主人はどんな風におっしゃってますか？

「諦観の笑みで、”それぞれの性格が出ているなぁ…”だそうです。私も、”アキらしいな～、その分ラルが歓迎してくれて良かった～”とホッとしています」

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今回のラルくんとアキちゃんの「神対応と塩対応」は、きたむらさんのWeb漫画作品『ラルとアキ ドＭパグと女王柴犬の愉快な主従関係』の第17話に、ご主人が帰宅したタイミングからの２匹の反応と対応の差が楽しく描かれています。

常に前向きで明るく、「今この瞬間を全力で生きている」という可愛いパグのラルくんと、ラルくんを手下のように扱うクールビューティでありながら、愛情深く、近所の子どもたちからも大人気の柴犬、アキちゃん。

きたむらさんのツイッターやWeb漫画作品には、個性の異なる２匹の微笑ましい毎日がたくさん掲載されています。

■『ラルとアキ ドＭパグと女王柴犬の愉快な主従関係』

取材・文／はやかわ かな