「新大阪〜東京」が6万円…!新幹線に自分の部屋? 鍵付き&スピーカー搭載、今だけ新大阪で見れる

6時間前

新幹線に「自分の部屋」? 10月からの新サービス、今だけ新大阪で見れる(Lmaga.jp撮影)

(写真11枚)

新幹線に乗るだけで、片道6万円――。

そんな“超豪華席”が、東海道・山陽新幹線に登場する。グリーン車よりさらに上のグレードとなる「Supreme Class Cabin(スプリームクラス キャビン)」だ。

東海道・山陽新幹線の新サービス「Supreme Class Cabin(スプリームクラス キャビン)」とは?(Lmaga.jp撮影)
東海道・山陽新幹線の新サービス「Supreme Class Cabin(スプリームクラス キャビン)」とは?(Lmaga.jp撮影)

10月1日のサービス開始を前に、9月15日から新大阪駅で体験イベントが始まった。体験予約はすでに満席だが、会場では個室の様子を外から見ることができる(9月20日まで/各日11時〜19時/中央口特設イベントスペース)。

■ 鍵付き個室、中はもはや「自分の部屋」

東海道・山陽新幹線に23年ぶりの「個室」が出現。写真は7号車(ソファ付き・1〜2名用)のモックアップ(Lmaga.jp撮影)
東海道・山陽新幹線に23年ぶりの「個室」が出現。写真は7号車(ソファ付き・1〜2名用)のモックアップ(Lmaga.jp撮影)

東海道・山陽新幹線のグリーン車では23年ぶりとなる個室。

これまで業務用だったスペースを活用し、扉に鍵が付いた完全なプライベート空間が誕生した。

個室は2タイプあり、10号車(1名用)と7号車(ソファ付き・1〜2名用)で広さが異なる。

「スプリームクラス キャビン」では備え付けのタブレット端末でさまざまな操作ができる(Lmaga.jp撮影)
「スプリームクラス キャビン」では備え付けのタブレット端末でさまざまな操作ができる(Lmaga.jp撮影)
クッション性が高く快適なリクライニングチェア(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)
クッション性が高く快適なリクライニングチェア(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)

室内にはクッション性の高いリクライニングチェアが設置され、角度は備え付けのタブレット端末から操作できる。

さらに特徴的なのが、頭部に組み込まれた「シートスピーカー」だ。自分のスマートフォンなどをBluetooth接続すると、イヤホンなしで音楽や動画を楽しめる。NTTグループの特許技術を使ったもので、国内の公共交通機関では初の試みだという。

テーブルはグリーン車の1.25倍の広さ。ゆったりと作業できる(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)
テーブルはグリーン車の1.25倍の広さ。ゆったりと作業できる(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)
スプリームクラス キャビン7号車(ソファ付き・1〜2名用)。窓には5G対応の透明ガラスアンテナが施されている(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)
スプリームクラス キャビン7号車(ソファ付き・1〜2名用)。窓には5G対応の透明ガラスアンテナが施されている(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)

また、グリーン車の1.25倍広いテーブル、専用Wi-Fi、コンセント&USBポート、スーツケース収納スペース(55cm×40cm×25cm以内)を完備。

「スプリームクラス キャビン」に備え付けられたタブレット端末。個室内の照明・空調・音響を調整できるほか、走行位置の確認もできる(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)
「スプリームクラス キャビン」に備え付けられたタブレット端末。個室内の照明・空調・音響を調整できるほか、走行位置の確認もできる(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)

個室内の照明・空調・音響もタブレットから操作可能で、車内を自分だけの空間にできる。“豪華な座席”というより、移動中だけ自分の部屋を借りる感覚に近い。

「スプリームクラス キャビン」の室内とウェルカムサービスのお菓子&おしぼり(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)
「スプリームクラス キャビン」の室内と、ウェルカムサービスのお菓子&おしぼり(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)

「のぞみ」「ひかり」では飲み物やお菓子のウェルカムサービスも。有料のドリンクやおつまみもタブレットから注文でき、パーサーが部屋まで届けてくれる。

なお、座席の回転はできないので、進行方向が気になる人は予約時に確認しておきたい。

■ 料金は? 普通車指定席、グリーン車と比べると…

(例1)「新大阪〜東京」の場合
・普通車指定席:1万4520円
・グリーン車:1万9390円
・スプリームクラス キャビン<10号車(1名用)>4万2390円
・スプリームクラス キャビン<7号車(1〜2名用)>6万790円

(例2)「新大阪~博多」の場合
・普通車指定席:1万5820円
・グリーン車:2万1890円
・スプリームクラス キャビン<10号車(1名用)>5万90円
・スプリームクラス キャビン<7号車(1〜2名用)>7万2690円

※いずれも大人1名(片道)・通常期・のぞみ利用・スマートEXで購入する場合

また、7号車の「スプリームクラス キャビン」を2名で使う場合、2人目は乗車券&自由席特急券料金の追加で乗ることができる。たとえば「新大阪〜東京」の場合、2名で合計7万4660円(1人あたり3万7330円)ということになる。

■ 贅沢な「個室」、なぜ作った?

東海道・山陽新幹線のグリーン車に「個室」が導入されるのは23年ぶり(Lmaga.jp撮影)
東海道・山陽新幹線のグリーン車に「個室」が導入されるのは23年ぶり(Lmaga.jp撮影)

JR東海の広報担当者は「これまでは輸送力を強化させてきたが、生活スタイルや働き方の変化を受け、多様なニーズに応えるべく設定した。コロナ後、旅の仕方も変わってきて、個室空間の需要が見込めるのでは」と説明する。

「スプリームクラス キャビン」体験会の様子(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)
「スプリームクラス キャビン」体験会の様子(9月15日・新大阪駅/Lmaga.jp撮影)

実際、注目度は高い。7月に行われた体験乗車は倍率550倍に達し、今回の東京・大阪・名古屋でのモックアップイベントも即満員となった。実際の乗車予約は9月15日に始まったが、早くも予約が相次いでいる。

新大阪で体験した男性は、「座り心地が凄く良かった。実際に乗るとしたら、ぼーっとしたいですね。仕事や作業はせず、この空間にいる時間を大事にしたい」と話した。

■ 順次、全列車への導入を目指す

対象となるのは「東京~博多」を走る一部列車で、1日あたり上下計12本(のぞみ8本、ひかり2本、こだま2本)を予定(2026年10月時点)。今後、全列車への導入を目指すという。

サービス開始は10月1日から。10月1~14日乗車分は9月15日に発売され、以降は乗車日の1カ月前(午前10時)から購入できる。

ネット予約の「エクスプレス予約」「スマートEX」で販売され(窓口では買えない)、利用は交通系ICカードまたはEX-ICカードのみ(きっぷの受取はできない)。

また、2027年度には、グリーン車の一部を活用した半個室タイプ「Supreme Class Seat(シート)」を導入予定。10号車に6席が設置される予定だ。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

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