安田章大「妖精が歩いてきたみたい」主演映画の公開初日、大阪に凱旋…6歳のサプライズにほっこり

19時間前

映画『平行と垂直』の舞台挨拶にて、「映画の撮影は楽しかった?」と聞かれた咲良ちゃんに、「楽しかったです」と“ささやき章大”する安田章大(8月28日、大阪市内)

(写真6枚)

映画『平行と垂直』の初日舞台挨拶が8月28日、「なんばパークスシネマ」(大阪市浪速区)でおこなわれ、主演の安田章大と小林聖太郎監督が登壇。公開初日を大阪で迎えた喜びや撮影時のエピソードを語った。

■ 安田章大「ただいまです」大阪凱旋にリラックス

7月初旬に撮影地の大阪・堺市で舞台挨拶をおこなって以来、再び大阪に帰ってきた安田。「関西へお帰りなさい!」とMCから声をかけられると、「良い声ですね。ただいまです。」と柔らかい笑顔で応じた。

公開初日を大阪で迎えたことについては、「迎えてくれる方々がいてくださるというのが一番帰ってこれる理由なので。それが幸せですね」とコメント。会場となったなんばについても、「お客さんが全然入らへん時代を過ごした街。1000人の会場で、前2列しか入らなかったんですよ(笑)」としみじみと振り返っていた。

映画『平行と垂直』の舞台挨拶にて、「今こうやって、300を超える皆様がこの映画を追いかけてきてくださってるってこと自体が嬉しく思いますね」と、感慨深げに語る安田章大(8月28日、大阪市内)
映画『平行と垂直』の舞台挨拶にて、「今こうやって、300を超える皆様がこの映画を追いかけてきてくださってるってこと自体が嬉しく思いますね」と、感慨深げに語る安田章大(8月28日、大阪市内)

一方、小林監督も「ありがたいっていうのと、懐かしい気持ちと色々持ってます」と大阪凱旋を喜んだ。

撮影前、堺市内の商店街を自転車で巡りながらロケハンしていたという監督。ある商店街では、朝8、9時ごろに歩いていると女性から「ちょっと兄ちゃん! ごめんごめん!」と呼び止められ、「私ちょっと力ないからな、シャッター開けられへんねん、開けて!」と頼まれたという。

監督
映画『平行と垂直』の舞台挨拶にて、堺市内の商店街を自転車で巡っていた際のエピソードを披露する小林監督(8月28日、大阪市内)

結局、プロデューサー含め3人ほどで店の開店作業を手伝ったそうで、「普段毎日どうやって店開けてんのやろな(笑)」と笑いながら、「『大阪やな』と思いました、その時に」と振り返った。

■ 河野咲良がサプライズ登場、安田「妖精が歩いてきたみたい」

イベント終盤には、劇中で安田演じる大貴の近所に住む少女・安藤紗奈役の河野咲良(かわのそら)が花束を手にサプライズ登壇。安田は「うわぁ! かわいー! かわいい」と大喜びし、「なんか妖精が歩いてきたみたいに見えましたね。お花の妖精が歩いてきたように」と笑顔を見せた。

映画『平行と垂直』の舞台挨拶にて、安田章大の印象について「優しくてかっこよかったです」とコメントする河野咲良(8月28日、大阪市内)
映画『平行と垂直』の舞台挨拶にて、安田章大の印象について「優しくてかっこよかったです」とコメントする河野咲良(8月28日、大阪市内)

撮影時は5歳だった河野も、現在は小学1年生に。小林監督が「撮影は12月だったんですけど、大きくなってると思いました(笑)」と驚くなか、河野は「安藤紗奈役の河野咲良です。よろしくお願いします」としっかり挨拶。

映画『平行と垂直』の舞台挨拶にて、「小学生になったんやんな?」「うん」「いつもこんな感じで喋っていました(笑)」とやり取りする安田章大と河野咲良(8月28日、大阪市内)
映画『平行と垂直』の舞台挨拶にて、「小学生になったんやんな?」「うん」「いつもこんな感じで喋っていました(笑)」とやり取りする安田章大と河野咲良(8月28日、大阪市内)

映画出演が初めてだった河野に撮影中の思い出を聞くと、「四角いおにぎりと、卵焼きが美味しかったです」と回答。また、安田について「優しくてかっこよかったです」と答える河野に、安田は「これ台本ないか、大丈夫か?“ささやき章大”はしてないで」と照れ笑い。劇中ではおんぶや抱っこをする場面もあったそうで、「勝手に好きで抱かしてもらってるんです」と、河野との撮影を懐かしんだ。

小林監督も河野について、「彼女にしかない不思議な間があって、それがすごく応援したくなるんですよね」と、その魅力を絶賛した。

河野咲良について「不思議な彼女にしかない間があって、それがすごく応援したくなるんですよね」と絶賛する小林監督(8月28日、大阪市内)
河野咲良について「不思議な彼女にしかない間があって、それがすごく応援したくなるんですよね」と絶賛する小林監督(8月28日、大阪市内)

■“普通”の違いを見つめる、安田章大が企画から参加

同作は、自閉スペクトラム症の兄・日向大貴(安田)と、幼い頃から兄を支えてきた妹・希(のん)が、希の結婚話をきっかけに、それぞれの「これまで」と「これから」に向き合っていくヒューマンドラマ。安田が初めて企画段階から参加し、山野海が原案・脚本を手掛け、小林監督がメガホンをとった。舞台は大阪・堺市で、監督自ら市内を巡りながらロケハンをおこなった。

企画から参加した安田は、映画化に込めた思いとして、「それぞれの普通を、ちゃんと貶め合うでもなく、否定するでもなく、『そうなんだね』って会話ができるようになったらいいな」とコメント。

完成した作品を観て、「セリフとして残ってないところに余白がいっぱいあったなぁっていうことを感じました」と、撮影時には気づかなかった“行間”の情報量にも驚いたという。

そして最後に、安田は公開を迎えたことについて、「まずは0から1を生み出してくれた『山野海、感謝』という漢字5文字ですかね。そして監督の1から膨らませてる才能を実感して。作品は一つ一つ積み上げ、紡ぎ上げてきたものなので、たった今から、僕たち作った側からの手を離れて、育ててもらえる時間に変わっていきます」と、公開を迎えた作品への思いをコメント。

「作品は宣伝してなんぼということも今回学びました(笑)。人と人がつながることで生まれる愛の深さ、思いやれる感動、ぜひ体験して、自分も行動しようと感じてもらえたら」と呼びかけた。

映画『平行と垂直』は、8月28日から「なんばパークスシネマ」「T・ジョイ梅田」ほかにて全国公開。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

映画『平行と垂直』

2026年8月28日(金)公開
監督:小林聖太郎
原案・脚本:山野海
©2026「平行と垂直」製作委員会

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