実録!大阪発オフィシャルツアーバスで行く、6歳児子連れフジロック2泊3日ってどうなの?

2時間前

パパ、エマちゃん、ママ。親子3人では初めてとなる「フジロック」3日間に密着

(写真20枚)

7月24日〜26日の3日間にわたって新潟県「苗場スキー場」で開催された音楽フェス『FUJI ROCK FESTIVAL’26』。今年は土曜日の1日券と3日通し券が完売し、約12万3500人が来場。ここ5年では最多の来場者数となった。そんな中、会場では小さい子どもを連れて、家族で楽しむ参加者の姿も多く見られた。

そんな「フジロック」に、今年親子3人で初参加するという山本さん一家に密着!大阪から会場へ直行するツアーバスに、「ピラミッドガーデン」のキャンプサイトを加えたセットプランで、金曜日から日曜日までの3日通し券をゲットしての参加だ。ママは8年ぶり、パパと小学1年生で6歳のエマちゃんは初参加となる。

ちなみに「ピラミッドガーデン」とは、ステージや飲食店・物販の出店もある、ゆったり過ごせる和み空間。オフィシャルツアーバスの利用者限定で、キャンプ泊が可能。テントサイトは、平坦な芝生エリアを利用できることから、ベテランのフジロッカーや、家族連れグループに人気のエリアだ。(ツアーバスは、東京・大阪をはじめ、全国17都市から。往復or片道のプランが選べる)

キャンドル・アーティスト Candle JUNE氏がプロデュースする「ピラミッドガーデン」の入り口近くに拠点を構える

ママは「私の両親が生粋のフジロッカーで。10代のときは両親と一緒にフジロックに行っていました! 実は娘が生まれたときに、いつかフジロックに一緒に行けるようにってカートを買ったんです(笑)。 それがやっと使えそう!」と意気込み十分。いろいろな意味でドキドキな、フジロックツアーが始まった。

◆ 着替えセットは多めに準備。おもちゃ選びも重要

エマちゃんの着替えは多めに。タオルは用途ごとにサイズ違いで、こちらも多めに準備

子連れでの野外フェス参加は事前の準備が命。今回はキャンプを予定していることもあり、開催1カ月前から荷造りを開始。大型の荷物は、1週間前までにヤマト運輸の宅急便で送れば、当日現地での受け取りが可能だ。

「子連れで参加した人の体験談が知りたかったけど、情報が意外と少なくて…。一番不安なのはやっぱりトイレ」とママ。念には念を、ということで災害時にも使える携帯用トイレを準備。

「山の天気は不安定だし、急な雨が心配。濡れたらすぐ着替えられるように、娘の着替えはフルで6セット。靴下も登山用のすぐ乾くものを娘用に新調しました!」と、エマちゃん基準で荷造りを進めた。

さらに「退屈しないように…」とおもちゃ選びも慎重に。なかでも気になったのが、サイリウムのブレスレット。「暗闇で光るから、夜、人混みの中でも目印になるんです。子どももアクセサリー感覚でつけてくれるので助かります!」と、ママの知恵が炸裂。

◆ いよいよ出発!苗場に着いてすぐ、気合いで「ピラミッドガーデン」でテント張り

7時頃にバスが到着。まだまだ体力はありそうな3人

行きは、新大阪駅から会場へ直行するツアーバスを利用。25日(木)の22時45分に新大阪駅を出発、翌日7時に苗場着という長旅ゆえ、エマちゃんのご機嫌が心配だったが…。「事前にたくさん遊ばせて疲れさせておいたので、ほぼ寝っぱなしでした。大人は細切れ睡眠だったけど(笑)」とまずまずのスタート。

時間通りに苗場に到着するも、ひと息つく間もなく、ここからが本当の勝負の始まり!拠点となるテントをいかに素早く張れるかが、第一の試練だ。

事前に郵送していた荷物を受け取って、キャンプサイトへ。エマちゃんもお手伝い

さっそく「ピラミッドガーデン」へと向かい、入り口にほど近いエリアに場所を確保。事前に大阪から送っていたテントなどの荷物を受け取り、テント張りがスタート。取材班も手伝いつつ、大人5人がかりで約2時間かけて完成!
「親はテントを張るのに必死になる。大阪から来ていた友人が娘と遊んでくれていて助かった…。ぐずらせないように、おもちゃは絶対必要です!」

ファミリー向けの大型テントを張るのは初めて。「暑い…」と早くも若干バテ気味…

◆ 初日は順調に会場入り。まず目指したのは川!?

やる気満々で川へと向かう道中。各所にいる「ゴンちゃん」を撮影するエマカメラマン

テントを張り終えてひと息ついた3人は、12時頃から会場へ。この日のママのお目当ては「17時からグリーンステージで演奏するTURNSTILE!」。パパも「Hi-STANDARDが観たい!」と気合い十分。そんな中、エマちゃんのご希望はなんと「川!」

パパも一緒に川へイン。「つめた!!」と大人も大はしゃぎ

その後のスケジュールも考えて、「グリーンステージ」からほど近い「キッズランド」で遊んで欲しいという大人の期待も虚しく、川に向かってグングン歩みを進めるエマちゃん。そして、「ところ天国」エリアからパパ、ママと一緒に入水。大人も子どもも一緒になって40分ほど川遊びを楽しんだ。

川にもミニ「ゴンちゃん」が。同世代のお友達がさっそくできた様子

「まさか会場に入ってすぐ川に来るとは…(笑)。でも、娘が居なければ苗場の川に入ることもなかったと思うので、いい経験になりました。水が冷たくて、テント張りで火照った体を冷やすのにも最高!」

帰り道に「キッズランド」へ。エマちゃんのお気に入りはこちらのシーソー

◆ やっと親のフリータイム! お目当てのライブは観られるのか!?

初日は天気にも恵まれ、夕方からは涼しい風も吹き始めた

会場内で遊び疲れたエマちゃんを連れ、15時頃一旦テントへ戻った3人。着替えなどを済ませ、パパにバトンタッチして、ママはひとりメイン会場内へ。お目当てTURNSTILEを観に、足早にグリーンステージへと向かう。ちなみに「ピラミッドガーデン」から「グリーンステージ」までは、およそ30分の距離。小さな子ども連れなら40〜50分かかるので、計算に入れておこう!

夫婦の共同作業。同じように疲れたお子さんをカートで運ぶ親の姿をよく見かけた。お疲れ様です…

ついにお目当てのTURNSTILEのライブがスタート。「やっぱり最高!」とビールを片手に、上機嫌のママ。パパからは「エマちゃんもピラミッドガーデンで楽しんでます」とハンモックで遊ぶエマちゃんの写真が届いてほっこり。

念願のTURNSTILEのライブ。「これが唯一ひとりで落ち着いて観られたライブだった笑」とママの後日談

TURNSTILEのライブ後、ママはパパと交代しに「ピラミッドガーデン」へ。パパも無事に念願のHi-STANDARDのライブを楽しんだ。

◆ 夜も楽しいピラミッドガーデンで、夜更かし万歳!

さらに賑やかになるメイン会場を早々に後にして、夜はピラミッドガーデンでまったりと過ごすことに。

「ピラミッドガーデンには遊具もたくさんあるし、少し歩けば苗プリ(苗場プリンスホテル)のトイレやお風呂も使えて快適。夜まで音楽が鳴り続けているし、大人も子どももこんなに楽しめるエリアだったとは!」と、夫婦はお酒を片手に楽しんだ様子。

ここでサイリウムブレスレットが大活躍。お友達にもプレゼントしてお揃いに

エマちゃんは、お昼に会場内で一緒に遊んだお友達と「ピラミッドガーデン」で再会! お友達も「ピラミッドガーデン」でキャンプをするらしく、この日は体力が尽きるまで遊び尽くした。

◆ 2日目の朝、ハプニング発生!大雨でテントが浸水…

GOMAのライブ終わりに、バケツをひっくり返したかのような大雨が!

「ピラミッドガーデン」にて、GOMAの演奏を聴きながら迎えた2日目の朝。音楽に耳を傾けつつ、親子でアウトドアブランド「Coleman」が展開する、クマのぬいぐるみを飾り付けるワークショップに参加。

「ピラミッドガーデン」内で展開していた[Coleman]のワークショップ。親子で楽しめるコンテンツが盛りだくさん

終始和やかな家族の時間が流れていたが、ここで無慈悲にも大雨が降り始めた! 激しく降り続ける雨に、「テントが心配!」と急いで戻ったパパの努力も虚しく、テント内に浸水してしまうというハプニング。

「実は、テントを張るときに面倒くさがって防水シートを敷かなかったんです…。ちゃんと敷いておけば良かった…!」と後悔。2日目にして、「フジロック」の洗礼を浴びた。

「フジロック」らしい突然の大雨に、「初参加にしてはハードすぎです…」とパパ

◆ 浸水事件後、気を取り直して、お目当てのXGを家族で鑑賞

浸水事件にがっくりと肩を落とす親を尻目に、エマちゃんは「ホワイトステージ」でライブを行うXGが楽しみで仕方ない様子。

「雨に濡れたので苗プリにお風呂に入りに行ったら、男湯だけ異常に混んでいて…。パパには悪いけど、ひと先に向かいます!(笑)」と、母子は早めに会場へと向かった。

「ホワイトステージ」でライブ開始を待ちながら小休憩

その後、無事にパパも合流し、JOEY VALENCE&BRAE、XGのステージを続けて楽しんだ。「本物のXGがいるー!」とエマちゃんも大はしゃぎで、この日を終えた。

◆ 最終日も雨。エマちゃんは切ない別れも経験

ついにやってきてしまった最終日。小雨が降る中、7時からテントの片付けを開始し、9時頃には完全撤収。「今回はピラミッドガーデンの片道ツアーを利用した参加だったので、帰りは新幹線を予約しています。子連れなので、帰りの越後湯沢駅行きのシャトルバスを待つ渋滞に、絶対巻き込まれたくない! かなり早めの動き出しです」とママ。

初日に会場内で出会い、「ピラミッドガーデン」で連日遊んだお友達家族とはここでお別れ。「また来年ここで会おうね!」と、お手紙を送りあった。来場者の数だけ出会い、別れがある「フジロック」だが、子供にとってもそれは同じのようだ。

お友達と交換しあったお手紙。また来年再会できたら…と約束した、エモすぎる1枚

切ない別れの後は、いよいよ最後となるライブを観に会場へ。記念すべき、親子3人の初「フジロック」のトリに選んだのは、浅井健一。最後に「レッドマーキー」でのライブをおもいっきり楽しんだ。

◆ 何回参加しても、同じ「フジロック」は二度とない

フジロックより数日後、ママに振り返ってもらった。

「テントが浸水したり、娘が気に入ってたおもちゃをなくしたりとハプニングもあったけど、自分が10代の頃から参加していた『フジロック』に娘と来られていい思い出になりました。今回、子連れで参加したことで「ピラミッドガーデン」の快適さを新発見。夜までずっと音が鳴っているから、テントに戻らないといけない場面でも、ちゃんとフェスに来た感があって…! 今回は、娘が楽しめたらいいやと思っていたけど、『ピラミッドガーデン』のおかげで、私たち親も十分楽しめました!」

「ピラミッドガーデン」で作ったクマのぬいぐるみ。初「フジロック」の良き思い出に…

何回も参加したことがある「フジロック」でも、同じ「フジロック」は二度とない。学生、社会人、そして親とライフステージが変わればまた新たな発見、新たな楽しみ方が見つかる、と今回取材陣に教えてくれた山本一家。来年はおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に親子3世代での参加なるか!?

取材・文/金森萌未 写真/山元裕人

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