「めちゃくちゃ練習したのに!」要潤、『豊臣兄弟!』光秀の“蹴鞠”シーンにまさかの結末

2時間前

「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」に登場、明智光秀を演じた要潤(8月9日・滋賀県高島市)

(写真6枚)

豊臣秀吉の弟・豊臣秀長の目線で、秀吉の天下取りを描いていく大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)。8月9日に「高島市民会館」(滋賀県高島市)で「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」が開催され、明智光秀を演じた要潤と、織田信澄を演じた緒形敦が登場。謎を呼んだシーンから、努力が報われなかったシーンまで、さまざまな裏話が飛び出した。

■ 緒形敦、信澄の切腹シーン「『わかったよ、もういいよ』って」

司会の石井美江キャスターの「死後のご登壇」という紹介に、2人も会場も大笑いするという、なごやかな雰囲気で始まったトーク。

合間には、歴史YouTuber・ミスター武士道が、ドラマでは描かれなかった光秀と信澄の意外な家族関係や、光秀と坂本龍馬の家紋が似ていることから、つながりがあるのではないか? という都市伝説などを紹介し、改めて光秀と信澄について理解を深めるひと時となった。

「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」の様子(8月9日・滋賀県高島市)
「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」の様子(8月9日・滋賀県高島市)

大河ではスポットの当たったことがなかった、織田信長の甥・信澄を演じた緒形は「台本をいただいて『あ、こういう感じになるんだ』と思ったときに、悪者には見させたくないなと。自分の断固とした正義を、全うした人にできたらと思いました」と信澄の芯を語る。

本音が一切出て来なかったため、さまざまな憶測を呼んだ最後の切腹のシーンは、実は台本には信澄の心情などは書かれておらず、緒形のリアクションに委ねられていたという。

「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」に登場、織田信澄を演じた緒形敦(8月9日・滋賀県高島市)
「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」に登場、織田信澄を演じた緒形敦(8月9日・滋賀県高島市)

緒形が「信澄もなにか言いたいことはあったと思ったけど、丹羽長秀が『上様は許すおつもりだった』と言ったときにフッと笑うのが、もう信澄の集大成なのかな? という風に意識しました」と言うのを聞き、要が「『許してくれる、やった!』と思った?」と尋ねる場面も。

それに対し緒形は「逆ですね。『わかったよ、もういいよ』って。多分信澄的には、光秀にすべてを言ったときに、自分の役目をまっとうしたと、どこかで思ってたんでしょうね」と、その複雑な心境を語った。

「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」の様子(8月9日・滋賀県高島市)
「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」の様子(8月9日・滋賀県高島市)

■ 要潤、光秀役の裏側を告白「めちゃくちゃ練習したのに!」

要は光秀役について「『麒麟がくる』みたいなカッコいいイメージで来たけど、実際はボコボコにやられるだけでした(笑)。でも本能寺の変で『そりゃあもう、(謀反が)起こるだろう』という前フリを効かせたかったから、最初から最後までキツく見せなきゃいけないな、と思いながらやってました」と、改めて振り返る。

「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」に登場した、明智光秀役の要潤、織田信澄役の緒形敦(8月9日・滋賀県高島市)
「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」に登場した、明智光秀役の要潤、織田信澄役の緒形敦(8月9日・滋賀県高島市)

そのためにワイヤーアクションまで飛び出すなど、体を張る撮影も多かったが、意外にも“蹴鞠”のシーンがつらかったというエピソードが。

「最初は『(蹴鞠のメンバーで)最低5回はラリーをつづけてほしい』と言われたので、撮影後も1時間か2時間練習に連れて行かれて。結構足が痛くなったけど、5回できるようになって、みんなですごく感動したんですよ。意気揚々とスタジオに入ったら『(光秀が)1回蹴るだけでいいです』って(笑)。めちゃくちゃ練習したのに!」と、知られざる苦労話を明かした。

「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」の様子(8月9日・滋賀県高島市)
「大河ドラマ『豊臣兄弟!』 トークライブ in高島・大溝」の様子(8月9日・滋賀県高島市)

■ 要潤が“豊臣兄弟”に嫉妬「才能があり過ぎる」

また要が豊臣兄弟に対して、役柄的にも俳優としても「嫉妬している」という本音を明かす場面も。まずは主君・足利義昭が、兄弟を「わしのものにできるか?」と言ったときは「やはりめちゃくちゃ嫉妬はありましたね。でもやっぱり彼らは優秀で機転も効くので、光秀も頼りにしていたから、そこは理解したと思います」と、光秀の心境を告白。

そして秀長役の仲野太賀&秀吉役の池松壮亮に対しては、「これだけ長く一緒に(撮影を)やるとぶつかったりするのに、スーッと進んでいくし、しかも楽しそう。才能があり過ぎるし、立ち振る舞いも素晴らしくて、嫉妬しますね」と打ち明けつつ、「2人でボウリング大会を開いてくれたことがあるけど、あまり上手くなかったです(笑)」と思わぬ方向から意趣返しを果たし、会場は笑いに包まれた。

大河ドラマ『豊臣兄弟!』はNHK総合で毎週日曜・20時から、NHKBSは18時から、BSP4Kでは12時15分からスタート。8月16日放送の第31回「これで、お別れにございます」では、秀吉の動きを警戒して、市(宮﨑あおい)が柴田勝家(山口馬木也)と結婚。さらに織田信孝(結木滉星)が三法師を岐阜に連れ帰り、主導権争いが激化していくところが描かれる。

取材・文・写真/吉永美和子

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