地元で愛され約40年…南大阪の名物ハンバーグステーキ、なぜ人気?

11時間前

「BigJoe藤井寺店」の外観

(写真7枚)

国道沿いでコック姿の店主の似顔絵が描かれた看板が目印のステーキハウス「BigJoe(ビッグジョー)」(大阪府藤井寺市)。1986年にオープンし、大阪の藤井寺市に本店、そして富田林市に2号店を構える。

名物は半数以上のお客がオーダーするというハンバーグステーキ。家族の誕生日や進級など、お祝いや記念日に訪れるファミレスよりもちょっと贅沢な存在として、南大阪の街で長年通うお客も多いらしいが…店の各所に地元で愛され続ける所以があった。

■ 素材のこだわりやライブ感も「おいしい」のスパイス

ハンバーグステーキ(250g2300円)。付け合わせの野菜もたっぷりに 
ハンバーグステーキ(250g2300円)。付け合わせの野菜もたっぷりに 

元々、幼少期から「肉のお店をするのが夢だった」と言うオーナー・齋藤昭一さん。九重部屋に所属し、若の富士として大相撲で活躍していたこともあり、身長190センチで体重130キロのその体格に、アメリカの友人から付けられたあだ名がそのまま店名「BigJoe」に。

若の富士(ビッグジョー)を発見!
若の富士(ビッグジョー)を発見!

人気のハンバーグステーキは、鮮度と品質にこだわり、厳選の国産牛を粗めに刻んだタネはごろっとした肉感が特徴で、噛めば肉のコクと甘みが口いっぱいに広がる。店の中央にあるチャコールコーナーには大きな鉄板に肉が並べられ、次々とグリルされていく豪快な様子が見られるライブ感も「BigJoe」の名物だ。

「BigJoe藤井寺店」のチャコールコーナーの様子
「BigJoe藤井寺店」のチャコールコーナーに立つ料理長の浅江国博さん

「ここに立てるのは、厨房で充分に肉のことが分かってから。炭火と肉の焼け具合を見て、ハンバーグの中を想像しながら焼いています」と、30年以上焼き場に立ち続ける料理長の浅江国博さん。週末ともなれば700個は出るといい、焼きあがるとホールスタッフが両腕にいくつも鉄板皿をかけて手際よくテーブルへと運んでいく見事なサーブ姿も。

鉄板皿を両手にかけて皿を運ぶ見事なサーブ
鉄板皿を両手にかけて皿を運ぶ見事なサーブ

また、ハンバーグステーキは、ジュ—ッ!と目の前でソースをかけてもらえる演出もあるのが食欲をさらに掻き立てられてうれしい。来年の2026年で創業から40年。味もサービスも変わらないスタイルを貫き、いつ食べても変わらないおいしさで今日も常連客を迎えているのが人気の理由なのだ。

ハンバーグステーキ(250g2300円)。付け合わせの野菜もたっぷりに 
ハンバーグステーキは目の前でソースをかけてもらえる

「BigJoe藤井寺店」は11時〜14時、17時〜21時共にL.O.まで営業。定休日なし。

このほかにも、南大阪には「行きたい店」が盛りだくさん。堺・泉州・南河内など南大阪の全23市町村の定番から新定番までを紹介している『南大阪の本』(創刊:京阪神エルマガジン社)より。

写真/竹田俊吾

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