万博発「アイリッシュ盆踊り」とは?「癖になる」SNSも沸く

7時間前

観客も一緒に!「アイリッシュ盆踊り」の振付をレクチャー(6月14日大阪・関西万博)

(写真11枚)

「謎の相性の良さ」「一晩中やってほしい」「癖になってくる」「奈良のでっかい無印でやったら」と、『関西・大阪万博』会場発で、SNSでも話題になっているのは「アイリッシュ盆踊り」だ。

6月14日は、会場内でアイルランドのナショナルデーを記念し、複数のイベントがおこなわれた。そのフィナーレを飾ったのが、このアイリッシュ盆踊り。あたりが薄暗くなり始めた18時半から、「アイルランドパビリオン」前にある「ポップアップステージ東」でステージがスタート。軽快なアイルランドの伝統音楽にのせて、踊りの振付は盆踊り、という不思議な組み合わせが披露された。

これが噂の「あるランド盆踊り」(6月14日大阪・関西万博)
東大盆踊り講座非常勤講師孝藤右近さんの解説、グリーンを基調にした浴衣のダンサーも(6月14日大阪・関西万博)
「アイリッシュ盆踊り」の振付をレクチャー(6月14日大阪・関西万博)
「アイリッシュ盆踊り」の振付をレクチャー(6月14日大阪・関西万博)

ステージの踊り手たちによる、わかりやすい解説もあり、なぜか初めてでも自然と振りを踊れてしまう。途中からは、出演者の呼びかけで、観客もステージに上がって一緒に踊り、座って見ていた人たちも手振りで参加するなど、大盛り上がり。

ダンサーたちが切れよく踊って「アイリッシュ盆踊り」の振付をレクチャー(6月14日大阪・関西万博)
ダンサーたちが切れよく踊って「アイリッシュ盆踊り」の振付をレクチャー(6月14日大阪・関西万博)
「アイリッシュ盆踊り」に続々参加者
が増えていく(6月14日大阪・関西万博)
「アイリッシュ盆踊り」に続々参加者が増えていく(6月14日大阪・関西万博)

ステージに飛び入り参加した大人も子どもも、お酒を飲む仕草など、アイルランドらしさのある振付など、しっかりマスター。ステージに上がった参加者のひとりは「はじめは見ていただけでしたが、どんどん楽しくなって、一緒に踊ってみたい!と思ってステージに。いい思い出になりました」と話していた。

「アイリッシュ盆踊り」に続々参加者
が増えていく(6月14日大阪・関西万博)
「アイリッシュ盆踊り」に続々参加者が増えていく。「Irish Bon Bon」など数曲をみんなで(6月14日大阪・関西万博)

毎日さまざまな国のナショナルデーが開催されている万博では、その国の文化を反映したさまざまな企画やステージが登場しているが、今回は「アイリッシュ」×「盆踊り」という意外性のある組み合わせが、大好評となった。

最後はみんなで決めポーズ!老若何女が一緒に踊った(6月14日大阪・関西万博)
最後はみんなで決めポーズ!踊り子も、楽団も、老若何女が一緒に踊った(6月14日大阪・関西万博)

また、このステージに先駆けて開催された、ナショナルデーを記念したパレードには、これまでの他国のパレードと比較しても最大規模の150人が参加。アイルランドのシンボルカラーのエメラルドグリーンを身につけた人の長い列が続いた。

あの有名な「セントパトリックスデー」の気分を万博で。(6月14日大阪・関西万博)
あの有名な「セントパトリックスデー」の気分を万博で。(6月14日大阪・関西万博)

パレードは、アイルランド最大の春の祝祭日「セントパトリックスデー」(3月17日)をモチーフに開催。聖パトリックは、アイルランドにキリスト教を広めたと言われている。現地でも緑豊かなアイルランドを象徴する「エメラルドグリーン」を身につけて祝祭に参加することが特徴になっており、街中が緑色になるそう。

アイルランドパビリオンのマスコットキャラクターのウーナも登場(6月14日大阪・関西万博)

今回のパレードは、アイルランドパビリオンのマスコットキャラクターのニシツノメドリ「ウーナ」、聖パトリック、アイルランド大臣を先頭に、アイリッシュコミュニティ、ミュージシャンやダンサーが続いた。途中、アイルランドの伝統的な音楽とダンスも披露。あいにくの雨だったが、体が自然と動いてしまうような明るい音楽を多くの人がを楽しんだ。

ナショナルデーを記念したアイリッシュ音楽のステージ(6月14日大阪・関西万博)
ナショナルデーを記念したアイリッシュ音楽のステージ(6月14日大阪・関西万博)

音楽はバイオリンをメインに、曲調はリズミカルで特徴的。パレードで踊られたダンスは男女で踊るグループダンス(セットダンス)と呼ばれるもので、アイルランドにはさまざまな種類のダンスがあるそうだ。この日、ナショナルデーホール「レイガーデン」では、4回にわたって音楽とダンスのパフォーマンスもおこなわれた。

取材・文・写真/太田浩子

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