４月６日に北神戸にて、音楽イベント『ＫＯＢＥ ＳＯＮＯ ＳＯＮＯ ’２４』が開催される。２０２３年に初めて開催され、「またやって欲しい！」と大きな反響を巻き起こしたという同フェス。ほかとは、どこがどう違うのか？ まずは「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」（神戸市北区）という会場が魅力的だ。

大阪市内から車で約４０分、ＪＲ三田駅からシャトルバスで約２０分の豊かな緑のなかにあり、フルーツ狩りやＢＢＱが楽しめる、花と果実のテーマパーク。敷地内には遊園地、地産地消の食材などが購入できるファームマーケットや神戸ワイン専門店、ホテルなども併設されている。

さらにレトロかわいい建築や庭園スポットとしても知られ、敷地内には四季折々の美しい花が咲き乱れる。自然のなかで音楽が楽しめるフェスはたくさんあるが、ここまで魅惑的なシチュエーションの音楽フェスはいまだかつてなかったのではないだろうか。

もちろん、ラインアップもほかとはひと味もふた味も違う。第１回の２０２３年はくるり、折坂悠太、トクマルシューゴ、Ｃｈｉｌｌｉ Ｂｅａｎｓ.、ｎｅｖｅｒ ｙｏｕｎｇ ｂｅａｃｈなどが出演したが、今年も浦上想起・バンド・ソサエティ、奇妙礼太郎、ＫＩＲＩＮＪＩ、Ｂｉａｌｙｓｔｏｃｋｓ、Ｈｏｍｅｃｏｍｉｎｇｓ、Ｌａｕｒａ ｄａｙ ｒｏｍａｎｃｅ、角館健悟（Ｙｏｇｅｅ Ｎｅｗ Ｗａｖｅｓ）、グソクムズ、トータス松本、藤原さくら、ｍａｙａ ｏｎｇａｋｕ、名誉伝説など、音楽好きをくすぐる面々がずらり。

ウェス・アンダーソンの映画さながらのファンタジックな風景をバックにこれらの生演奏が楽しめるとあれば、音楽ファンならずともワクワクせずにいられない。

さらに当日はビンテージ古着や雑貨、古書などのテナントが出店。掘り出し物をＤＩＧしながら、あるいは家族や仲間とピクニックをしながら、ここでしか出合えない音楽とカルチャーを満喫したい。

日時は４月６日・１１時〜（雨天決行・荒天中止）。チケットは一般８９００円、大学生・専門学生７９００円、高校生・中学生４５００円（小学生以下無料）。

文／井口啓子