女子大「初」に挑む兵庫の大学、アウトドアのモンベルとタッグ

2024.1.24 12:30

「武庫川女子大学」と「モンベル」の「包括連携協定締結式」にて、左から「モンベル」会長・辰野勇氏、「武庫川女子大学」学長・瀬口和義氏(1月23日・大阪市内)

(写真4枚)

兵庫県・西宮市にメインキャンパスを構える「武庫川女子大学」と、大阪発のアウトドアブランド「モンベル」(本社:大阪市西区)が包括連携を協定。「女子大初」に力を入れる同大学の新たな取り組みが明らかとなった。

■ 建築や経営学部など「初めて」に挑む

女子大学史上「初」となる建築学部や経営学部を作ってきた「武庫川女子大学」。学生数は1万人というマンモス校でありながらも、時代の流れに合わせ、変化し続ける大学のひとつだ。そんな同大学には2025年、新たに女子大初の「環境共生学部」が創設される予定で、その名の通り「人と自然の関わり」を科学の側面から学んでゆくといった理系学部となっている。

今回はそんな新プロジェクトを視野に入れ、アウトドア業界のパイオニア「モンベル」とタッグを組んだ。ちなみに「モンベル」はアウトドアの魅力発信などを目的に、日本各地の市町村や医療機関、また大学とも包括連携協定を結んでおり、今回は136つ目の協定になる。

■ 「自然というものを肌で感じて」(「モンベル」辰野氏)

1月23日には両社による「包括連携協定締結式」が大阪市内でおこなわれ、「武庫川女子大学」学長・瀬口和義氏と「モンベル」会長・辰野勇氏が出席。将来を担う学生たちへの未来を語った。

「包括連携協定締結式」にて、「武庫川女子大学」学長・瀬口和義氏(1月23日・大阪市内)

「特にこれから環境問題は知っておかないといけない。その先人といいますか、指導的な人材を育てていきたいと思っております。『環境共生学部』も女子大では初めての学部、まず同大学に入ってきた学生たちに自然と馴染んでもらうため、モンベルさんの力をお借りして『エコツーリズム』や『フィールドワーク』の環境を整えていきたい」と、瀬口氏は話す。

「モンベル」のマスコットキャラクター「モンタベア」について、談笑する2人(1月23日・大阪市内)

続いて辰野氏は、「環境や健康、多岐に渡る我々のミッションを美学として実践していただけることを期待しております。学生さんに机上の学びにとどまらず、フィールドに出て自然というものを肌で感じてほしい、そこにも生き抜く力や知恵など、学ぶべきことがたくさんあります。それらを身につけて、ぜひ社会に出て実践していただきたい」と、強いメッセージを語る。

両社の今後のプロジェクトやプログラムなど、詳細は追って発表される。

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