野菜や果物、スパイスなどの多彩なフレーバーと色とりどりのクッキーが名物の菓子ブランド「アトリエうかい」。１２月１５日、人気のクッキー缶シリーズに個包装タイプが仲間入りし、さっそくファンから喜びの声があがっている。待望の商品化に至った背景を同ブランドに聞いてみた。

鉄板料理レストランのデザートあとの小菓子として人気があった同店のクッキーは、素材の味を活かした和洋折衷のフレーバーが特徴。「甘すぎずお酒にも合う」「果実の味が濃い」と口コミで広がり、２０１３年にブランド１号店の「たまプラーザ店」（神奈川県）がオープン、２０１９年には西日本初進出を果たした。

さまざまな色や形のクッキーをバランス良く缶に敷き詰めた、お花畑のようなビジュアルでも人気を集める一方、「個包装じゃないから配れない･･･」「湿気るのが気になるから一気に食べる」と、かねてより個包装のリクエストの声が多数あがっていた。

ファンにとって待望の商品化となった今回、その背景について開発担当者は、「既存商品は蓋を開けたときに歓声が上がるおせち料理のように、当店のクッキー缶も美しくきっちりと詰めています。一方でこの商品は、会社など大勢が集まる場面やお子さんにも提供しやすい点、香りや風味の観点から、お客さまの選択肢に幅広く対応し、より多くの需要に繋がってほしいと思い、商品化に至りました」と説明。コロナ禍の影響も大きかったという。

発売後の反響については、「包装をあけると香りがたつ」「アトリエうかいのクッキーを食べたことがない人におすすめしやすい」と好評のようで、ＳＮＳでも「待ってた！」「これは助かる」と好反応だ。

個包装のクッキー缶「フールセック・アソルティ缶」は、定番クッキー８種の詰め合わせ。ツタ模様をあしらったシンプルな缶は、四角（８個入・１５００円）と丸型（４０個入・５５００円）の２種類がスタンバイ。

賞味期限は２０日程なので、年末年始の手土産にも使いやすい。全国５店舗、関西では「髙島屋大阪店」（大阪市中央区）と「髙島屋京都店」（京都市下京区）で販売中。