京都・祇園辻利が45年ぶり新ブランド、背景に「生活の多様化」

2023.10.20 07:00

10月20日に京都駅「ASTY SQUARE」にオープンする新店「ぶぶる」外観

(写真9枚)

老舗茶屋「祇園辻利」(本社:京都市東山区)の新ブランド「ぶぶる」の実店舗が、京都駅構内の「アスティスクエア」(京都市下京区)に10月20日オープン。木を使った温かみのある従来の店舗イメージから一新、京都の玄関口でさまざまな「揉み茶」商品を販売する。

■45年ぶり新ブランドは「揉み茶」に着目

1860年創業の「祇園辻利」は、宇治茶を使った抹茶スイーツがいただける「茶寮都路里」を1978年に祇園で開店。今回は約45年ぶりの新ブランドとなり、世界中で認知度の高い抹茶ではなく「揉み茶」を軸とした商品ラインアップに。

玉露、煎茶、玄米茶、ほうじ茶、和紅茶の5種類の揉み茶をベースにした商品がラインアップ

「揉み茶」とは、茶葉を蒸し、揉んで製造する日本茶のこと。種類も多く、且つそれぞれに適する抽出方法や時間が異なることから、同店では中国から特注のミル機、抽出機は台湾から導入している。

同社はこれまでも「時代に合ったお茶」という点を軸にしてきたが、コロナ禍を経て生活の多様化を感じ、「お茶にも選択肢を増やそう」という思いから新ブランド設立に至ったという。その思いが反映されるように、新店は老舗茶屋のイメージを覆すようなグレーでスタイリッシュなデザインとなっている。

■ シロップや茶葉、濃さを選んで…自分好みの一杯に

同店では玉露、煎茶、玄米茶、ほうじ茶、和紅茶の5種類を軸にドリンク&フードメニューがラインアップ。なかには、試行錯誤を重ねて誕生したという「玉露ピンクグレープフルーツ」や「玉露ティーラテ」にライチシロップトッピング(ともに750円)するといった、フルーツを使った変わり種も。

左手前から「和紅茶ジャスミンフラワー ハーブティー」(500円)、「玉露ピンクグレープフルーツ スカッシュ」(750円)、後列左から「ほうじ茶ティーラテ」(630円)、「玉露ティーシェイク」(790円)

さらに、ドリンクメニューはさまざまなカスタマイズが可能。茶葉の産地、フルーツシロップのトッピング(無料)や5段階で選べる揉み茶の濃さなど、自分好みにオーダーができ、誰もが日常的に揉み茶を楽しめるよう工夫されている。なお全メニューがテイクアウト可能となっている。

同社の専務取締役・三好雄大氏は、「京ことばでお茶のことを『おぶぶ』という。それに遊び心を加えて動詞形の『ぶぶる』に変化させて、生活の一部にお茶を取り入れてほしいという願いを込めた。通勤・通学、観光客などさまざまなお客さまがいらっしゃる場所。どのような人にも自分なりの「ぶぶり方」を見つけてほしい」と店名に込めた思いを語った。

そのほか、「ぶぶるロール」(5本入1296円)や「ふりかけ(玄米茶わさび)」(734円)といった手土産にも最適な商品も合わせて販売。営業時間は朝8時から夜9時まで。

取材・文・写真/宮口佑香

ぶぶる

2023年10月20日(金)オープン
住所:京都市下京区東塩小路高倉町8-3 JR東海京都駅構内アスティ京都2F
営業:8:00〜21:00
電話:075-681-0002

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