南海・難波駅前に歩行者天国「大阪の新たなシンボルに」

2023.10.14 09:00

現在工事中の「なんば広場(仮)」。この日も、地元の人だけでなく、国内外の観光客が常に行き来していた(10月13日16時頃・大阪市内)

(写真7枚)

南海電鉄・難波駅前で整備されている「なんば広場(仮称)」が、11月23日に先行オープン。大阪市がおこなった10月13日の定例会見で、その概要が説明された。

整備されるまでは、中央にタクシープールを挟み、自動車が相互に通行する空間だった同エリア。関西国際空港などからの来訪者が道頓堀やNGKへ向かうルート上にあるが、歩行者の量に比べて歩道が狭く、決して安全とはいえない空間になっていた。

しかし今回の整備で、全6000平米にも及ぶ空間が歩行者天国となり、木々やベンチ、照明などがある居心地のいい空間へ。オープン後は、地域と連携したさまざまなイベントや、周辺スポットの情報発信など、世界をひきつける観光拠点として活用されるという。

大阪市の横山英幸市長は、「万博を控え、広場は非常に重要なスポット。ニューヨークのタイムズスクエアのような、大阪の新たなシンボルになるように」と期待。

またオープン同日には、阪神タイガーズとオリックス・バファローズの御堂筋パレードも決定しており、混雑が予想される。

横山市長は、「パレードのルートや時間帯について具体的な協議ができておらず、たまたまこの日に重なった。どちらも非常に重要な大阪の新しい幕開けのイベント。できる限り両方をしっかりアピールできるようにしたい」と意気込んだ。

取材・文・写真/岡田由佳子

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