大阪・扇町「伝説の劇場」の後を継ぐ、時代に合った新シアター

演劇から音楽まで、様々な催しに対応可能な「CUBE01」
90年代の関西小劇場ブームを支えた、伝説の劇場「扇町ミュージアムスクエア(OMS)」の精神を受け継いだ複合文化施設「扇町ミュージアムキューブ」(大阪市北区)。10月のグランドオープンを前に、劇場の内部がメディアに公開された。
● 全10個のエリア「使い勝手の良さ」が魅力
同施設は「CUBE」と呼ばれる、大きさの異なる10個のホール&スタジオで構成。そのなかでもメインとなるのは、最大約250席の劇場「CUBE01」だ。一番後ろの席でも演者の顔が見えやすく、臨場感が満載の空間なので、地元の劇団だけでなく、首都圏や他エリアの注目劇団の利用が予想される。
一方、約50席の「CUBE03」は、アマチュアの発表会にも使いやすい空間のうえ、十三の「第七藝術劇場」(大阪市淀川区)と連携したミニシアター事業「扇町キネマ」の会場としても利用される。ギャラリー使用が可能なCUBEもあるので、かつてのOMS同様、演劇、映画、音楽、アートと、幅広いジャンルでの利用が期待できる。

さらに劇場の一階には「マチソワ」というサロンも。店主が積極的に客たちと会話を交わすという談話室的な空間なので、イベントの前後に利用すると、交流の輪がより広がりそうだ。またCUBE06~08は完全防音となっており、演劇・ダンスの稽古やバンドの練習はもちろん、動画撮影&配信用のスタジオとしての利用も視野に入れているという。

●「特定のジャンルに特化していない施設」
チーフプロデューサーの重田龍佑さんは、「特定のジャンルに特化していない施設なので、いろんな目的の方が来られて、その目的以外のジャンルにも触れることができるはず。それを少しずつでも繰りかえすことで、個人の興味を広げたり、各ジャンルの客層が増えるようになれば」と、期待を込める。
そして「扇町界隈のにぎわいをもたらす文化拠点として、将来的には全館を利用した催しや、地域と協同したイベントも実現できればと思います」と、抱負を述べた。

10月2日にプレイベントとして、OMSゆかりの人たちが登壇する「オープニングトーク」を開催。その後もさまざまな公演が予定されている(詳細は公式サイトにて)。CUBEの利用は、文化芸術活動が主目的の場合は、平日1時間600円~。
取材・文・写真/吉永美和子
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