東大寺や春日大社などの世界遺産にもほど近い「奈良公園」の西エリアに、ラグジュアリーホテル「紫翠（しすい）ラグジュアリーコレクションホテル奈良」（奈良県奈良市）が８月２９日に開業。ホテル内のレストランや併設されるカフェの全貌も明らかとなった。

大手ホテルグループ「マリオット・インターナショナル」のなかでも最上級のカテゴリーに当たる同ホテル。全４３室と客室数は少なく、スモールラグジュアリーに踏み切り、一部の客室には天然温泉の湯を楽しめる内風呂や露天風呂も設けられている。

そして、同ホテルは宿泊以外に「景観×食」を楽しめるポイントが盛りだくさん。なかでも敷地内にある旧興福寺子院「世尊院」をリノベーションしたカフェは訪れるべき場所であり、奈良の郷土料理とスパイスが合わさった軽食やアフタヌーンティーを、日本庭園を眺めながら味わうことができる。

ほかにもホテルメイン棟には「旧奈良県知事公舎」の客間を活用したレストランがあったり、奈良の歴史と日本の鮨を掛け合わせたイノベーティブな鮨のコース料理を堪能できる鮨＆バー「正倉（しょうそう）」があったりと、ホテルの敷地内にいながらも観光気分でさまざまな「食」に出合うことができそうだ。

各店のメニューや価格などは公式サイトにて。開業記念宿泊プランは１名あたり６万７８７６円〜（２名１室利用時・朝食夕食含む）。