京都・二条城内の「非公開空間」での特別朝食、その内容は

2023.7.2 08:15

和洋折衷の庭園「清流園」を眺めながら味わえる特別朝食「京のゆば粥御膳」(3700円)

(写真7枚)

世界遺産「元離宮二条城」(京都市中京区)内の茶室「香雲亭」にて、7月15日より期間限定で京料理を堪能できる「特別朝食」がスタートする。

京都の豪商・角倉了以(すみのくらりょうい)の邸宅を移築した茶室で、緑あふれる和洋折衷の庭園「清流園」を眺めながら食事ができる同企画。2017年から夏と冬に完全予約制で実施され、普段は外観しか鑑賞できない非公開空間での特別感が人気となり、コロナ禍前は満席が続くほど好評だったという。

7回目となる今年は、今春の「文化庁」京都移転を記念した事業の一環として、文化財の活用や日本の食文化の推進をめざし、よりバラエティ豊かな京料理を堪能できる内容に。

京都では寺社拝観のため早朝から動く観光客が多く、全国からのリピーターも多いという特別朝食「京のゆば粥御膳」(3700円)は、「京料理いそべ」(京都市東山区)が担当。初の試みとして、約2カ月間にメイン料理を隔週で5種ラインアップし、季節感を演出するという。

「楓小鉢」は海老甘煮、笹麩、「籠盛」は小芋や茄子の揚げ物など、彩り豊かな品が並ぶ。(左奥)「季節の逸品」の第1弾(7月15日~31日)は「鱧おとし」

大豆の豊かな風味が感じられる「ゆば粥」と味わう「季節の逸品」第1弾(7月15~31日)は、「鱧(はも)おとし」。「鱧祭」とも言われる「祇園祭」の時期に旬を迎える鱧は、丁寧な職人技で骨切りされ、湯引きで引き締まった身のほどよい歯ごたえが魅力で、京の夏を代表する一品だ。

ほかにも、揚げ浸し、真丈、冷やしあんなど、同店が自社製造し、手で汲み上げる薄い膜を繊細に施したゆば料理がふんだんに楽しめ、幾重にも巻かれたものなど食感の違いを食べ比べるのも楽しい。8月以降のメインメニューは「鮎の竜田揚げ」「丹波栗と湯葉の茶碗蒸し」など、京の夏から秋への移ろいに合わせた品が順に登場する。

担当者は「実は二条城では『建物内からゆっくり庭園を見られる場所』が少なく、ここからの池や石垣が見える1枚の絵のような景色は貴重。桜や紅葉で賑わう時期でないからこそ、じっくり風情を感じてもらえる機会になれば」と呼びかける。

「特別朝食」がいただけるのは7月15日~9月30日の朝9時15分~(60分間)。各日40組限定・入城料が別途必要。完全予約制で(「京料理いそべ」への電話予約)、参加希望日の前日・昼3時まで受付をおこなう。

取材・文・写真/塩屋薫

「香雲亭」特別朝食

期間:7月15日(土)~9月30日(土)
時間:9:15~10:15
会場:二条城 清流園 香雲亭(京都市中京区二条通堀川西入二条城町541)
料金:3700円 ※入城料が別途必要
完全予約製:「京料理いそべ」TEL: 075-551-1203(受付:10:00~15:00)

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本