陸・海・空の動物が暮らすテーマパーク「アドベンチャーワールド」（和歌山県白浜町）で６月３日、カマイルカの赤ちゃんが誕生。ＳＮＳには続々と祝福コメントが集まっている。

現在、イルカやゴンドウなど計４１頭もの鯨類を飼育する同パーク。繁殖経験も豊富で、カマイルカに関しては１９８８年に日本で初めて飼育下での繁殖に成功したという実績を持つ（※）。

生まれたのは、推定１００ｃｍ・１０ｋｇの赤ちゃん。母親は２００７年に来園した野生個体で今回が初出産だったが、現在は母子ともに落ち着いており、授乳行動や親子並んで泳ぐ様子も見られたという。

野生ではカマイルカの赤ちゃんは、母親を含むメスの群れに混ざって行動し、まわりのイルカたちにサポートされながら育つ。また、出産・子育て経験のないイルカたちはほかのイルカの子育てを見て学習する、という生態を持つため、現在赤ちゃんが誕生したプールには子育て経験のあるイルカ１頭がサポート役として同居。当面はバックヤードにて３頭で暮らすことに。

ＳＮＳにはさっそく「おめでとうございます！」「このまま順調に育ちますように」「周りの愛情に包まれてすくすく大きくなって･･･」「先輩ママさんが一緒にいてくれると心強いですね」など、祝福と応援の声が寄せられている。

赤ちゃんの公開時期は未定だが、成長のようすは随時公式ＳＮＳなどで発信される予定。同パークの営業時間は朝１０時〜夕方５時（水曜休園）。

（※「日本動物園水族館協会」に加盟する園館の中で、初めて）