バンド界きっての料理好きとして知られるＡＳＩＡＮ ＫＵＮＧ－ＦＵ ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮのドラマー・伊地知潔とフジファブリックのキーボード・金澤ダイスケによるプロジェクト『ＦＭ８０２ ＲＯＣＫ ＆ ＤＩＳＨ』。その２回目となるイベントが６月６日、「ビルボードライブ大阪」（大阪市北区）でおこなわれた。

■ ステージ上で調理、金澤のうんちくに観客「へえ〜」

料理ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを持ち、料理研究家としての一面も持つ伊地知と、同じく料理の知識が深く、伊地知と共著でレシピ本を出したこともある金澤による「ＦＭ８０２料理部」。イベントは２人が考案したワンプレートをステージで実際に作り、来場客にふるまいつつ、セッションやトークをおこなうという斬新な内容となっている。

今回はゲストとして、２人とも親交のあるストレイテナー・ホリエアツシが登場し、「夏バテ予防！ 元気が出るレシピ」をリクエスト。しかしホリエは「脂っこいものと味が濃いものが苦手」だそうで、２人はレシピに苦戦したという。

前半の料理パートでは、ステージ上で調理する２人の様子を、ホリエとイベントのＭＣをつとめる同局のＤＪ・加藤真樹子が実況。金澤が料理うんちくを披露するたび、客席からは「へえ〜」と声があがり、金澤は「こういうところに声出し解禁の影響があるんだね」と驚いていた（ホリエも「タメになる〜」と感激）。

会場にはニンニクの香りが漂い、パイナップルを刻む音が響く･･･と、ライブハウスらしからぬ光景が広がるなか、伊地知による「ローストポーク パイナップルソース」と金澤による「ライムとミントの豆スープ」が完成。

白ワインを片手に味わったホリエは、「ローストポーク、ナイフですぐ切れます」「やわらか！！ 一か八かのパイナップル、酸味がバッチリです」「豆スープ、おもしろい！ 食べたことない感じ」と食レポし、ステージ上で完食。２人考案のワンプレートは観客にもふるまわれ、ステージ転換中にそれぞれ堪能していた。

■ ホリエボーカルの特別編成ライブで３曲を披露

ホリエが「ごはん食べてすぐ、ライブやったことないんだけど」と戸惑うなか、後半の「ロックパート」がスタート。ホリエがギター&ボーカルをつとめる特別編成でのライブとなり、フジファブリックの『ブルー』、ＡＳＩＡＮ ＫＵＮＧ－ＦＵ ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮの『無限グライダー』、そしてストレイテナーの『彩雲』の３曲を披露。

ホリエは「美味しいご飯を食べてお酒飲んで･･･この雰囲気良いね」と、会場である「ビルボードライブ大阪」の空気を噛み締めていた。

イベントを振りかえり、部長である伊地知は「最初お客さんがいっぱいいて緊張していたんですけど、やっぱりホリエアツシすごいですね。良かった！」と笑顔で締めくくった。６月１２日のＦＭ８０２『ＵＰＢＥＡＴ！』番組内にて、イベントの模様が一部オンエアされる予定。