裕福な酒屋「峰屋」で生まれ育った主人公が、やがて植物学の道に進むため上京する連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。６月６日放送の第４７回では、印刷所で働きはじめた万太郎を見て、竹雄が動揺するシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

植物学の雑誌を作るため、大畑（奥田瑛二）が営む「大畑印刷所」で見習いとして働きはじめる万太郎（神木隆之介）。竹雄（志尊淳）は、幼い頃病弱だった万太郎の身体を案じ、また「峰屋」の当主がこき使われていることを嘆き、万太郎を止めようとする。

それでも大学と印刷所に通い、さらに植物採集にも出かけようとする万太郎を見て、竹雄は心を痛める。そしてある日の朝食、竹雄は万太郎に「佐川に帰ろうと思います」と切り出すのだった。

万太郎を守り切れないこと、また研究に明け暮れる万太郎とともに走れないことに悩んだ竹雄が、一晩かけて「佐川に帰る」という結論を出した今回の放送。

ＳＮＳでは、竹雄の苦悩に対し「嘘でしょ？ なんで？」「竹雄の涙が切ない」「相棒として一緒に上京したはずなのにねぇ」「え！ 竹雄帰るの？ いやぁぁぁー！」「別れ話みたいじゃないか」など、同情の声が寄せられた。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。６月７日放送の第４８回では、万太郎の夢を知った竹雄が、万太郎を「若」ではなく「万太郎」と呼ぶことを宣言する。

文／つちだ四郎