裕福な造り酒屋の跡取りとして生まれた主人公が草花に魅了され、やがて植物学者として歩んでいく姿を描く連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。第５０回（６月９日放送）では、石版印刷を習う万太郎が、石版に絵を描くことに初めて挑戦する。

植物学雑誌を創刊するために印刷所に通う主人公・万太郎（神木隆之介）は、画工の岩下（河井克夫）から石版に絵を描くことを許される。その出来はいまひとつながらも、印刷所を営む大畑（奥田瑛二）は、「本物の植物を伝えるために描きたい」という万太郎の思いを理解して感心する。

一方、寿恵子（浜辺美波）はダンスの練習の帰り道に、道端で「ノアザミ」に話しかける万太郎を見かける。しかし、寿恵子は思わず身を隠してしまい、そのまま２人はすれ違って･･･。

本作は、「日本の植物学の父」と称される牧野富太郎（まきのとみたろう）の人生をモデルに、激動の時代を天真爛漫に駆け抜ける植物学者の物語。放送は、ＮＨＫ総合で朝８時から、またＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。