裕福な造り酒屋の跡取りとして生まれた主人公が草花に魅了され、やがて植物学者として歩んでいく姿を描く連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。第４９回（６月８日放送）では、万太郎に会えず悶々としていた寿恵子が東京大学を訪れる。

主人公・万太郎（神木隆之介）が大畑（奥田瑛二）の印刷所に通い始めて３週間が過ぎ、季節はノアザミが咲く夏になっていた。植物学雑誌の創刊のために技術を習得したい万太郎は、いよいよ「石版印刷」を教えてもらうことになる。

一方、万太郎に会えず悶々としていた寿恵子（浜辺美波）だったが、意を決して万太郎が通う「東京大学」へと向かう。寿恵子が植物学教室をのぞくと、そこには学生の波多野（前原滉）、藤丸（前原瑞樹）らと楽しそうに笑う万太郎の姿があり･･･。

本作は、「日本の植物学の父」と称される牧野富太郎（まきのとみたろう）の人生をモデルに、激動の時代を天真爛漫に駆け抜ける植物学者の物語。放送は、ＮＨＫ総合で朝８時から、またＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。