ディズニーの名作アニメを実写化した映画『リトル・マーメイド』の大阪プレミア試写会が６月１日、大阪市内の映画館で開催。日本語吹き替え版で声優に初挑戦した女性コンビ「天才ピアニスト」がサプライズで登場し、会場を沸かせた。

陸の上で暮らすことを夢見る人魚・アリエルと一国の王子・エリックとの恋を描いた不屈の名作。吹き替え版のアリエル役は舞台でも活躍する女優・豊原江理佳、エリック役はミュージカル俳優・海宝直人が務めている。

実写版『リトル・マーメイド』は、創立１００周年を迎えるディズニー渾身の話題作。人気声優の木村昴や⼤塚明夫らが吹き替え版にキャスティングされているなか、『ＮＨＫ上方漫才コンテスト』と『女芸人Ｎｏ.１決定戦 ＴＨＥ Ｗ』でともに優勝、そして『上方漫才協会大賞』で大賞を受賞するなど今もっとも勢いのある天才ピアニストも声を担当している。ツッコミ担当の竹内知咲が村の女性、ボケ担当のますみがアリエルの姉の１人・タミカを演じた。

サプライズゲストとして登場した天才ピアニスト。２人が登場するなり会場からは歓声と拍手が。元気よく舞台に上がった竹内が「今日は大阪で１番上品な服を着てきました！」とあいさつすると、ますみも「結婚式を抜け出してきたんじゃありませんよ」と息の合った掛け合いを披露。

さらに、アリエル役・豊原の印象を聞かれたますみは、「私と同じくらいべっぴんさん。私の方がべっぴんさんかな！」とお馴染みの上沼恵美子のものまねで答えると、会場からは笑いが起きていた。

作品の魅力について竹内は、「プリンセスだけどリスクを恐れず新しい世界に飛び込むところがアリエルの良さ。実写化されたことによっていろんな登場人物に感情移入しやすいし、大人が楽しめる作品」と話し、ますみは「映像がとにかくすごくキレイ。私たちの声も探して欲しい」と笑顔を見せた。本作は６月９日に公開される。