コロナウイルスが５類に引き下げられ、多くの夏祭りが通常開催される見込みの２０２３年夏。そこで『日本の夏祭りランキング ベスト８』が発表され、関西からは２つの祭りがランクインした。

旅行会社「阪急交通社」（大阪市北区）によって２０２２年におこなわれた夏祭り関連ツアーの申込者数をもとに作成された同ランキング。１位に輝いたのは、８月上旬に開催される青森ねぶた祭・秋田竿燈（かんとう）まつり・山形花笠まつり・仙台七夕まつりを総称した「東北四大夏祭り」だった。

そして２位には、目深に編み笠を被った男女が「おわら節」に合わせて三日三晩踊り歩く姿が幻想的な「おわら風の盆」（富山県）、３位には１０万人とも言われる踊り子が踊る「阿波おどり」（徳島県）が続いた。

関西最高位となる４位は、国宝「八坂神社」（京都市東山区）の祭礼である「祇園祭」がランクイン。約１カ月にわたりさまざまな祭事がおこなわれる祭りだが、なかでも注目は、豪華絢爛な山車・山鉾の巡行。山鉾が都大路を巡り、勢いよく方向変換するさまは迫力満点で、２０１６年に「ユネスコ無形文化遺産」にも登録された。

そのほか関西からは、夏の風物詩「五山送り火」（京都）が８位に入り、歴史都市・京都の強さを見せつける結果となった。「祇園祭」は７月１〜３１日に開催され、山鉾巡行の有料観覧チケットは４１００円〜で、「チケットぴあ」など各種チケットサイトにて６月６日より発売される。