福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介からなるふぉ～ゆ～の主演舞台『ＳＨＯＷ ＢＯＹ』。２年ぶり３回目の公演を前に、リーダー福田悠太と越岡裕貴が５月２９日に大阪市内で会見を開き、意気込み、そしてグループ結成時の「賭け」を明かした。

■ 「等身大の僕たちを観てほしい」（越岡）

大型カジノと最高級キャバレーを有する豪華客船を舞台にした、ふぉ～ゆ～が演じる４人の男の物語。随所に圧巻のパフォーマンスのショータイムも盛り込みながら、ハートウオーミングな結末へと導いていく。役に名前はなく、福田はキャバレーの「裏方」、越岡は「ギャンブラー」、辰巳は「見習いマジシャン」、そして松崎は「中国人マフィア」を演じる。また、ソロパフォーマンスもあり、福田はタップダンスを、越岡はピアノを披露する。

「ふぉ～ゆ～の人生をねじ込んだ、すごくリアルな作品です。主役４人の葛藤と苦悩が、僕たちの葛藤と苦悩で。感情表現もリアルです。２０１９年の初演当時の自分たちにすごくハマっていたので、４年後の今やるとどうなるんだろうって、今年は挑戦するという感じです。４年分の成長がありますから、その成長をセリフに乗せられたら」と福田。越岡も「等身大の僕たちを観てほしい」と劇場へいざなう。

■ 「最後に事務所にグループ名が欲しいと言いに行った」（福田）

カジノが舞台ということで、一世一代の「賭け」に出たことは？ と尋ねると、「４人でグループ活動していて、事務所に『この４人のグループ名が欲しいです』と言いに行ったときはドキドキで･･･」と越岡。続いて福田がこの直談判は４人にとって最後の「賭け」だったと話す。

「メンバー同士、けんかだらけで、半年間、しゃべらなかったり、すごく仲悪かったんです。１人また１人と『辞める』って言い出して、空中分解しそうになって。だったら最後に事務所にグループ名が欲しいと言いに行こうって」。そして、メンバー全員の名前に「ゆう」がついていることから、「ふぉ～ゆ～」というグループ名がジャニー喜多川さん（２０１９年７月９日）により付けられたそう。なお、「リーダーは福田」と命名したのは、少年隊の植草克秀だったという。

『ＳＨＯＷ ＢＯＹ』は７月２８〜３０日に「新歌舞伎座」（大阪天王寺区）にて上演。チケットはＳ席１万５００円、Ａ席７０００円ほか。

取材・文・写真／岩本