天真爛漫な主人公・万太郎がやがて訪れる動乱の時代をたくましく生き抜く連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。５月２５日放送の第３９回では、万太郎が学生たちから田邊教授にまつわる噂話を聞くシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

気持ちを新たに植物採集に取り組み始め、徐々に学生の波多野（前原滉）や藤丸（前原瑞樹）と打ち解けはじめる万太郎（神木隆之介）。ある日、万太郎は２人から田邊教授（要潤）の植物研究以外の活動と、学生から恐れられる「美意識」に関する噂を耳にする。

その帰りに「白梅堂」に立ち寄った万太郎は、寿恵子（浜辺美波）から万太郎の植物画をもとに作られた新作の菓子を見せてもらう。万太郎は寿恵子に植物画を次々と描いていくうちに「見つけた！」と、あるアイデアをひらめくのだった。

万太郎が寿恵子と花の話で盛り上がった際、亡き母・ヒサ（広末涼子）との思い出が詰まった「バイカオウレン」を「一番大好きな花」と話すシーンが描かれた今回の放送。

万太郎の原点ともいえる「バイカオウレン」が登場したことで、ＳＮＳでは「ここでバイカオウレン」「バイカオウレンが、ヒサさんの大好きな花から『万太郎が一番好きな花』になっていて涙が出る」「バイカオウレンって聞くだけで泣けるの何」と涙する人が続出し、ツイッターのトレンドにも「バイカオウレン」が登場していた。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。５月２６日放送の第４０回では、万太郎が「植物図鑑を作る」という壮大な夢を抱く。

文／つちだ四郎