高知の裕福な酒屋に生まれた主人公が、植物の魅力に取りつかれ、植物学の道を歩む連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。５月１０日放送の第２８回では、植物標本を追って長屋にやってきた万太郎と竹雄が、思わぬ出会いを果たすシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

下宿先を探すなかで、大事な植物標本が入ったトランクを盗まれてしまった万太郎（神木隆之介）と竹雄（志尊淳）。トランクの行方を探すうち、「クサ長屋」と呼ばれる長屋にたどり着いた２人は、倉木（大東駿介）という男が標本を燃やそうとしているところに遭遇する。

標本を返すように交渉していた万太郎は、倉木の子どもが熱を出していることを知り、なりゆきで看病に加わる。長屋の住人たちからお礼として夕食をごちそうになった万太郎は、差配人・りん（安藤玉恵）から部屋が空いていることを聞き、「わし、ここに住みたいき」と目を輝かせるのだった。

倉木の妻・えい（成海璃子）や福治（池田鉄洋）をはじめとした長屋の住人が次々と登場した今回の放送。

倉木の息子・ケン坊のために総出で動き、万太郎たちに夕食を振る舞った心やさしい長屋の住人たちに、ＳＮＳでは「長屋の皆さん、いい人たち･･･」「長屋の人たちの連携プレーと人情。なんかよさそうな人たち」「長屋の住人、みんなキャラ立ってていいな」といった声が上がり、今後の活動に期待する意見もあがっていた。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。５月１１日放送の第２９回では、クサ長屋こと「十徳長屋」での生活をはじめた万太郎と竹雄は、改めて倉木たちのもとを訪ねる。

文／つちだ四郎