京都・一乗寺の書店「惠文社一乗寺店」（京都市左京区）で６月２１日より、作家・金井美恵子と画家・金井久美子姉妹、映画監督・井口奈己の個展＆最新作上映会が開催。期間中は３人のトークイベントもおこなわれる。

現代詩手帖賞受賞・受賞作品『愛の生活』でデビューした妹の美恵子は、辛口な文体で知られる小説家。姉の久美子は鮮やかな色彩と繊細なタッチが魅力の画家で、美恵子の著作の多くに装丁家として関わっている。

一方、井口は『人のセックスで笑うな』（主演：松山ケンイチ、永作博美）などを代表作に持つ映画監督。２００４年に公開された『犬猫』は『第２２回トリノ国際映画祭』に出展され、女性監督として初めて「日本映画監督協会新人賞」を受賞した。

『映画（シネマ）と本と絵』と題した同イベントでは、金井久美子の代表作や新作約３０点を展示。作品は非売だが、ポストカードを販売するという。期間中は、金井姉妹によるトークイベント＆サイン会のほか、かねてより親交があるという井口も交えたトークイベントも実施。また、井口の過去作品なども上映されるため、詳細は公式サイトにて。

期間は７月２日まで。昼１１時〜夜７時。入場無料。金井姉妹のトークイベントは、６月２５日・夕方５時３０分から。井口監督の最新作『左手に気をつけろ』の上映会と金井姉妹を交えたトークイベントは、７月２日・昼３時３０分から。チケットは文化振興ネットワークの公式サイトにて発売中。