奥嵐山に光る蛍を鑑賞するイベント『夏宵の蛍狩り』が、６月の特定日に旅館「星のや 京都」（京都市西京区）にて開催される。

京都府内でゲンジボタルが生息する数少ない地域の１つ・嵐山。「星のや 京都」はそのさらに奥の大堰川を望む場所に位置しており、そこはかつて平安貴族が別荘を構え、四季の風景を愛でた風光明媚な土地だったとか。

イベント参加者は、麦わらを編み込んだ天然の虫かご・蛍籠（ほたるかご）でできた行灯を手に、旅館スタッフだからこそ知る密かな生息スポットを案内してもらい散策。儚く光る蛍たちをゆっくりと眺めることができる。

さらに鑑賞後には、爽やかな香りと酸味で涼を感じるドリンク「赤紫蘇しぼり」をいただきながら、プロによる『源氏物語・蛍の帖』の語りを楽しめる。平安貴族さながらに夏宵の風情を味わえること間違いなしだ。開催日は６月１・１５・２２・２９日。料金は１人１万６５００円（税サ込、宿泊料別・１４日前までの予約必須）、雨天時中止。