高知の裕福な酒屋「峰屋」で生まれ育った主人公が、植物学者として成長する姿を描く連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。５月１日放送の第２１回では、峰屋を出て植物学を研究することを決めた万太郎が、「声明社」の演説会場である騒動に巻き込まれるシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

自由民権運動をおこなう「声明社」の早川逸馬（宮野真守）と知り合った万太郎（神木隆之介）。自由を求める仲間たちやジョン万次郎（宇崎竜童）の話を聞いたことで、峰屋を継ぐのではなく植物学を究めることを決める。

姉・綾（佐久間由衣）と奉公人・竹雄（志尊淳）もそれぞれの道を決め、晴れ晴れとした表情を浮かべる３人。しかし、「声明社」の演説場に警官隊が乱入し、首謀者だと誤認された万太郎や「声明社」の面々は捕らえられてしまうのだった。

今回の放送では、万太郎が壇上に上がって演説をしているところに警官隊が乱入し、万太郎たちが牢に入れられてしまうシーンが描かれた。

この展開に主人公・立花萬平（長谷川博己）が冤罪で逮捕される描写がある朝ドラ『まんぷく』を思い出した人も多く、ＳＮＳでは「万太郎逮捕されちゃった･･･まんぷくの萬平さんぶりだな」「逮捕される主人公はまんぷく以来かなぁ」といった声が相次いでいた。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。５月２日放送の第２２回では、万太郎が厳しい取り調べを受ける早川のもとに連れていかれ、警察から「仲間だと認めろ」と迫られる。

文／つちだ四郎