５月７日放送の長寿番組『新婚さんいらっしゃい！』（ＡＢＣテレビ）では、共通の趣味「登山」で結婚まで駆け上がった、茨城県の夫婦が登場する。

兵庫県・六甲山の近くで幼少期を過ごした夫は、６年前に転勤で茨城県へ引っ越し。自宅から見える「筑波山」に興味を持ち登山に挑戦すると、あまりの絶景に胸を打たれ、そこから登山にハマってしまったという。

一方、東京都内でも「すっごい田舎」だという日の出町で生まれた妻も、物心つく前から「仙人のような父」に背負われ裏山に入り、山菜採りをするなど、大自然に囲まれた環境ですくすくと育った。

そんな２人が出会ったキッカケは、夫がＳＮＳ上で登山仲間を募集したことから。顔も知らない状態でＬＩＮＥのやりとりが続くなか、ある日の夜、夫から「明日、雲取山に登らない？」と唐突なお誘いが。奥多摩にそびえ立つ雲取山は、標高２０１７ｍで東京都の最高峰。険しい山路のうえ、前夜の急なお誘いだったが、会いたいと思った彼女は「行きます！」と即答した。

翌朝、可愛らしい山ガールを期待し迎えに行った夫だったが、妻は寝起きのボサボサ髪に、ダボダボの上着、おまけに「竹の杖」を持って現れた。小さい頃から山のなかで育った妻にとって、竹の杖は藪をかき分けるための「相棒」、この日も山を登る気満々の野性味あふれるスタイルで参戦したのだ。　　　　

がっかりする夫の一方、誠実そうな笑顔に妻は好印象。さらに夫が背負うパンパンになった大きなザックには、寝袋から食材まで沢山の荷物が。急にお誘いしてしまったことを気にかけ、２人分の持ち物を背負って、登ってくれたのだという。そのやさしさに感激しながら、妻は登山を大満喫。次第に距離を縮め、交際がスタートした。

交際中は３５０もの山を制覇し、山頂でおこなったプロポーズも大成功。次なる試練は妻の父・仙人への結婚の挨拶だった。携帯電話を持たずに１日山に籠っているという仙人といざ対面すると、言葉を発さずに木でできたバットを手に取り始めたという、驚きのエピソードが明かされる。この模様は５月７日・昼１２時５５分より放送される。