繊細さに惚れ惚れ…19世紀の「デミタスカップ」兵庫に集結

2023.5.7 18:15

特別展『デミタスカップの愉しみ』( ※ 所蔵はすべて村上和美氏)

(写真8枚)

濃い目のコーヒーを飲むために作られた鮮やかなミニカップ「デミタス」が一堂に会す特別展『デミタスカップの愉しみ』が、6月10日より「兵庫陶芸美術館」(兵庫県丹波篠山市)にてスタートする。

19世紀にヨーロッパでコーヒー文化が浸透した際に誕生したデミタスは、ジャポニズムやアール・ヌーヴォーなどの影響を受けながら、多彩な装飾技法で制作された。

今回は、デミタスカップ蒐集家・村上和美氏による2000点以上のコレクションから選ばれた約380点のデミタスが集う特別展が、兵庫県に初巡回。過去にはSNSで、「ひとつひとつが繊細すぎて眼福」「ガラス製のデミタスの凹凸の造形と輝きには圧倒された」「美しく夢のあるデザインで技術もすばらしい逸品ばかり」「小さくて精巧なもの好きには悶えるような空間でした」と絶賛の声が多くみられただけに期待が高まる。

作品のデザインは、当時の流行を反映させたもの、器面をキャンバスに見立てて西洋の人物や風景、動植物を描いたものなどさまざま。小さなカップに職人の技術が凝縮されており、見ているだけで優雅な気分になれること間違いなしだ。

期間は8月27日まで、時間は朝10時〜夕方6時(7・8月の土日祝は9時半開館、入館は閉館30分前まで)。料金は大人1200円、大学生900円、高校生以下無料。

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