京都タワーの下にある商業施設「京都タワーサンド」（京都市下京区）が４月２２日にリニューアルオープン。フロアの改装や既存店舗の拡大にくわえ、新たに７店がオープンした。

地下１階のイートインスペース「ＫＹＯＴＯ ＴＯＷＥＲ ＳＡＮＤＯ ＨＡＬＬ」が約４５０席に増席されたほか、人気カフェチェーン「スターバックス　コーヒー」（代表：水口貴文）が京都駅前エリアで最大席数店舗に改装されるなど、大幅なリニューアルがおこなわれた同施設は、開店を待ちきれない様子の人々でにぎわっていた。

■商業施設で初展開となる７店

新たにオープンした７店は、いずれも商業施設・京都駅前エリアでは初出店となる注目のお店ばかり。

１８６４年創業の京和菓子店「伊藤軒」のフルーツが自慢の姉妹店「果菓　伊藤軒」では、干菓子や鈴カステラ、大粒いちごがふんだんに入った「いちご畑」（１４０８円）や「バラのティラミス」（１４０８円）など、写真映えも抜群のメニューがそろう。

また、日本酒バル「益や酒店」による自宅でほろ酔い気分に浸れる新業態「益や製菓」は、「海老芋の炊いたん」（６６０円）などおばんざいを彷彿させるようなおつまみや日本酒が販売される。

同じく新店からは、ホワイトショコラ専門店「ＡＭＡＮＡ　ＢＹ　ＭＩＴＡＴＥ」による一粒一粒が美しい「雫」シリーズ（１２個入り ３４２０円）や、人気焼き菓子店「ＳＵＧｉＴＯＲＡ」の、ほうじ茶や抹茶を使った限定セット「ＳＵＧｉＴＯＲＡバターサンド缶」（ ４０５０円）など、ギフトやお土産にもぴったりなスイーツも登場する。

ほかにも、「焼きそばとハイボール　パック」による京都発カクテル「ばくだん」といただくソース焼きそば（８００円）、だし茶漬け専門店「京のお出汁めし　かつを」の「牛すき」やホルモンを大胆に取り入れたお茶漬け（１７９３円）、「韓国料理　ナグォンチャン」の京野菜と黒毛和牛を使ったカルビ丼（９９０円）など、京都ならではの要素を取り入れたオリジナルメニューも。

フロア内には、現代詩人・最果タヒが現代語訳した和歌や書き下ろしの詩がグラフィックデザイナー・佐々木俊によるプロデュースでパブリックアートとして展示されており、床や壁など各所に隠された詩を探してみるのも楽しみのひとつだ。営業時間は朝１１時〜。閉店時間は各階によって異なる。無休。

取材・文・写真／つちだ四郎