「京都精華大学」（京都市左京区）で５月２日、難聴をかかえる女性プロボクサーの生きざまを描いた映画『ケイコ 目を澄ませて』などで知られる三宅唱監督の講演会『失敗と発見』がおこなわれる。

同大学が開学した１９６８年から開催している公開トークイベント『アセンブリアワー講演会』の一環。分野を問わず時代に残る活動や世界に感動を与える表現者などをゲストに呼び、これまでアニメーション作家の細田守やロックバンド・くるりの岸田繁などが登壇した。

三宅監督は、１９８４年生まれの北海道出身。２０２２年の『ケイコ 目を澄ませて』（主演：岸井ゆきの）は『ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門』に正式出品され、『キネマ旬報ベスト・テン』では第１位を獲得した話題作。２０２４年には松村北斗と上白石萌音がダブル主演をつとめる『夜明けのすべて』の公開を控える新進気鋭の監督だ。

講演会では、彼が監督をつとめた映画作品や「映画」という表現に対する思いを話すほか、参加者からの質問にも彼が応じるという。

開催時間は、夕方６時〜夜７時３０分。京都精華大学の「明窓館」で聴講できるほか、オンラインでも参加可能。申し込みは、同大学の公式サイトから。無料。