日本の演劇界を牽引する松尾スズキ、京都芸術大学の教授に就任

2023.4.19 14:15

「京都芸術大学」(京都市左京区)舞台芸術研究センターの教授に就任した松尾スズキ

(写真2枚)

作家で演出家、また俳優としても活躍する松尾スズキ。4月1日付で「京都芸術大学」(京都市左京区)舞台芸術研究センター・教授に就任したことが発表された。今後はさまざまなプロセスを経て、2024年2月の作品発表を目指すという。

当時26歳のときに旗揚げをした「大人計画」(俳優・阿部サダヲや脚本家・宮藤官九郎などが所属する演劇集団)を活動拠点に、数々の名作を世に輩出してきた松尾。最近では作品製作のほか、俳優業にも精を入れており、ドラマ『エルピス』(カンテレ)で視聴者の印象に残る「大物俳優」を熱演。3月に公開された映画『シン・仮面ライダー』にも出演している。

そんな日本の演劇界を常に彩り続ける松尾、今回は「教授」という新たな立場に就任した。4月24日のキックオフMTG・オリエンテーションを皮切りに、5月からは講義を実施。舞台芸術に関わる知見を共有、そして2月には「京都芸術劇場 春秋座」にて、読売文学賞も受賞した『命、ギガ長ス』の上演が予定されている。

舞台芸術研究センター所長・安藤善隆氏は、今回の就任に際して「舞台芸術研究センターに松尾スズキ教授を迎え、学生の皆さんとのダイナミックな出会いと創造の『場』を創出できればと思っています。京都芸術劇場という『場』をもつ本学からしか生まれない芸術表現を『今、ここ』でこそ可能な出会いから生まれることを期待しています」とコメントしている。

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