世界中で愛されるチェコ出身の画家、アルフォンス・ミュシャ（１９３９年没）の世界初となるオフィシャルブランド店「ミュシャ」が２０２３年１０月下旬、京都・四条河原町エリアに誕生する。作品をイメージした香水や雑貨などが販売される。

１９８０年代、フランス語で「新しい芸術」を意味する「アール・ヌーヴォー」時代のスタイルを決定づけたミュシャ。世界的な舞台女優・サラ・ベルナールのポスターなどで知られる彼は、優雅な曲線や自然をモチーフにした作風で一世を風靡した。

世界初となる公式ショップは、「ジェラートピケ」などの数々の人気ブランドを手がける「マッシュグループ」から誕生。ミュシャの生誕地であるチェコの首都・プラハと姉妹都市を結んでいる関係で、京都への上陸が決まった。また、９月に「ルミネ有楽町店」内にも店舗がオープンする。

店頭では、ミュシャの世界観やルーツにインスパイアされたバッグやハンカチなどの雑貨類、フランスと日本のパフューマーが調香した「香りアイテム」など幅広く取り扱われ、各商品のボトルやデザインなどは、ミュシャの繊細なアート作品を緻密に表現しているという。また、一部雑貨アイテムへの名入れ刺繍サービスもおこなう予定。

店内にはミュシャの作品も展示されるため、まるで美術館を巡るような感覚で彼の世界観に浸ることができる。オープン日などの詳細は後日発表。