大阪でおぱんちゅ展が無事に開幕、ファン「頑張ったね!」

2023.4.22 14:00

『おぱんちゅうさぎ展』初日に、いち早く楽しむファン(4月21日・心斎橋パルコ)

(写真14枚)

独特な世界観と健気なキャラクターで人気急上昇中の「おぱんちゅうさぎ」の展覧会が、4月21日より「心斎橋パルコ」(大阪市中央区)でスタートした。

■「応援したくなる」おぱんちゅうさぎって?

「おぱんちゅうさぎ」(以下、おぱんちゅ)は、イラストレーター・可哀想に!氏が手掛けるうさぎのキャラクター。理不尽な世界で健気に生きる姿が2コマ漫画やイラストで繰り広げられ、「応援したくなる」と人気急上昇中で、Twitterでは61.2万フォロワーから支持されている。

今回の展覧会は「急に会場の設営工事をする人が来られなくなり、代わりにおぱんちゅが準備をするハメになった」という、ピンチな状況でのスタート(ちなみに東京・名古屋で開催された同展覧会も同様のアクシデントが起きていたそう・・・)。

初っぱなから悪戦苦闘ぶりが伝わってくるおぱんちゅうさぎの部屋

■ おぱんちゅの健気さで会場は平和ムード

会場に入るとまず現れるのは、おぱんちゅ自身が混乱しつつ準備したというエリア。大量のお寿司のバラン、テーブルの上の絵日記、巨大番号札など作品ネタがあちこちに散りばめられ、ファンは思わずニヤリとしてしまうはず。泣きそうなおぱんちゅがまるでそこにいたかのような臨場感で、必死に来場客をもてなそうと頑張っていた様子が愛おしい。

会場を進むと、お気に入りのアイテムがぶらさがっていたり、部屋がディスコ風になっているなど、おぱんちゅお手製のエリアが続き、ついに会場の設営工事の人と合流。おぱんちゅの安堵の表情にこちらまでうれしくなりつつ、工事のプロのクオリティを感じる名場面のフォトスポットや、デジタルを駆使したオブジェなどが楽しめる。

最後は、来場者がおぱんちゅにメッセージを送るという粋なコーナーで締めくくられ、ファンから「(設営)頑張ったね!」と励ましの言葉が贈られるという大団円に。サービス精神旺盛なおぱんちゅの世界は作品を知らなくても楽しめるが、世界観をすみずみまで堪能するなら予習がおすすめだ。

作品をチェックしているファンにはわかるアノ場面。小ネタ満載!

■ 待望の大阪開催にファンの愛みなぎる

「SNSでみかけたのがきっかけでファンになって。応援したくなるかわいさが魅力ですね」と話すのは、フォトスポットで持参した「マイ・おぱんちゅうさぎ」を撮影していたカップル。初日に参加するために仕事のシフトを調整したという気合いの入れようで、会場にはほかにも「おぱんちゅうさぎ愛」に溢れたファンが会場の世界観を満喫していた。

同展オリジナルグッズには、「トートバッグ」(2980円)や「ジオラマアクリルスタンド」(2200円)などがラインアップ。また、入場特典でもらえる「前が見えないお面」(全4種)は会場を盛り上げるアイテムだ。

期間は5月8日までの、朝10時〜夜8時開催。心斎橋パルコ14階「パルコ ギャラリー」にて。入場料500円。

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