「裁きが下る」ミャクミャクグッズ転売続出、ファンが激怒

2023.4.13 21:30

自立式の「ぬいぐるみ ミャクミャクS」(3960円、w145×h235mm)

(写真10枚)

『大阪・関西万博』公式キャラクター・ミャクミャクの公式ライセンス商品第1弾が誕生。4月12日に各地の公式ショップ、13日にネット販売がスタートしたが、早くも転売が問題になっている。

■ 謎の生物「ミャクミャク」が11種類のグッズに

細胞と水がひとつになったことで生まれた、正体不明の生き物「ミャクミャク」。万博開催まで2年となった今回、初の公式ライセンス商品として、アパレルや雑貨など全11種・24品目が発売された。

なかでもぬいぐるみは、「求められている形に仕上げるのに非常に苦労した」と博覧会協会の石毛事務総長が振りかえるように、2次元のミャクミャクを立体化するため工夫を重ね、自信作に仕上がったという。

その会心の「ぬいぐるみ」(3960円)は高さ23.5センチ。「細胞」である赤い部分と「清い水」からできている青い身体、さらに肘部分に付いた水滴などを細かく表現。頭は大きいが、しっかりと自立するのがポイントだ。

グッズはほかに、「Tシャツ」(3520円)やフェイスタオル(2310円)、アクリルスタンド(1650円)などがスタンバイ。「あべのハルカス近鉄本店」(2階ウエルカムガレリア)ほか、同百貨店「上本町店」「奈良店」などで販売されている。

■ 早くも転売続出、1万円超えも「ミャクミャク様の裁きが・・・」

初日のオープン前には30人ほどの行列をつくった(12日・あべのハルカス近鉄本店)

報道関係者向けのオープニングイベントにミャクミャク本人も登場した「あべのハルカス近鉄本店」には、開店前からファンが駆けつけ30人ほどの行列ができた。同百貨店では在庫に余裕があったものの、「大丸東京店」ではぬいぐるみ90体がわずか45分で完売し、公式オンラインストアでも13日に発売されるや即完売。早くも争奪戦となっている。

すでにフリマサイトには1万円近い高値で出品が相次ぎ、SNSには「転売ヤーは、そのうち謎の事故とかに遭いそう・・・」「転売目的で購入した不届者には必ずやミャクミャク様の裁きが下るであろう」「祟りに遭っても知らんぞ」と、ファンが激怒。今までに見たことのないタイプの転売ヤーへの憤りの声が溢れ、13日にはツイッターで「ミャクミャク様」がトレンド入りした。

石毛総長によると、公式ショップは今後も増える予定で、万博開幕までに常設店舗も出店する計画とのこと。第2弾グッズでは、バリエーションを増やすだけでなく、おもしろい仕掛けも考えているそうだ。ぬいぐるみがこの1種類のみで終わるとは考えにくく、今後の再販、バリエーション展開に期待がかかる。

取材・文・写真/脈 脈子

ポップアップショップ初日のオープニングイベントにはミャクミャクが登場。軽やかな動きで会場を盛り上げた(12日・あべのハルカス近鉄本店)
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