土佐の代々続く酒屋の跡取り息子として生まれた主人公・槙野万太郎が、天真爛漫に明治の世をかけぬける様を描く連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。４月４日放送の第２回では、家を飛び出した万太郎が、不思議な男と出会うシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

病弱な万太郎（森優理斗）は、分家の豊治（菅原大吉）が「いっそ万の字は生まれてこん方がよかったな」と話しているのを耳にする。ショックのあまり、母・ヒサ（広末涼子）にその意味を問い詰める万太郎だが、母の「おまんは大事な子じゃ」という言葉に納得できず、家を飛び出してしまう。
 
姉の綾（太田結乃）や番頭の息子・竹雄（井上涼太）がその行方を捜すなか、万太郎は裏山の神社で天狗を名乗る男（ディーン・フジオカ）に遭遇。泣いていた理由を聞かれた万太郎は、その日家であった出来事を天狗に打ち明けるのだった。

今回の放送では、傷心の万太郎のもとに現れた「天狗」を名乗る男が話題に。高らかな笑い声をあげ、華麗な身のこなしで木の上から舞い降りるという登場シーンに、ＳＮＳは「天狗ー！！ かっこいい！！」「えらくかっこいい天狗登場」「おディーンさま登場からかっけぇ！」など盛り上がり、ツイッターのトレンドには関連ワードの「ディーン様」が浮上。

朝の情報番組『あさイチ』でも、「天狗のインパクトにやられました。かっこいい･･･」と、ＭＣの鈴木菜穂子アナウンサーもディーン様に心奪われてしまったようで、博多大吉から「そろそろ鈴木さん、ディーン・フジオカさんの余韻を･･･。引きずりすぎですよ」と指摘されていた。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。４月５日放送の第３回では、万太郎が「学問所」への進学をすすめられる。

文／つちだ四郎