芸能プロダクション「吉本興業」と旅行会社「ＪＴＢ」とタッグを組んだ、新たな取り組み『ＹＯＳＨＩＭＯＴＯ ＳＵＮ バスツアー』が５月よりスタート。大阪を巡る２つのコースが用意され、社内選考を突破した８人の芸人がバスガイドを務める。

エンタテインメント要素とインバウンド向けのコンテンツという、２社が持つ強みをかけあわせた今回のプロジェクト。道頓堀や新世界といった大阪の観光名所を巡る「芸人と遭遇ツアー」では、その名の如く道中に芸人がサプライズ登場しネタを披露するという、遊び心に富んだ内容に。

もう１つのコースは、「堺伝匠館」（大阪府堺市）で吉本新喜劇のセットに触れつつ写真撮影もでき、座員気分が味わえる少しマニアックなツアーとなっている。

バスガイドを務める芸人は１ツアーにつき１〜２人で、２０〜５０代、なかには２年目の新人も。最年長の落語家・桂三扇は「地元の人でも気軽に来られるバスツアーをしたい。若者のなかに一人おばちゃんが放りこまれていますけども、（芸歴）３０年で培ったサービス精神、愛嬌、めでたい顔で、大阪を盛り上げていきたいと思います！」とアピール。

また、母が元バスガイドというなんじゃもんじゃ・るかは、「母はバスガイドのとき、修学旅行で来た父と出会って結婚したんです。なので、私も結婚まであと１歩です！ 人生をガイドしていく男性を探していこうと思います」と意気込んだ。

応援隊としてバスガイドのコスチュームに身を包み登場したハイヒール・リンゴは、「インバウンドの外国人の方にも楽しんでもらえそう。大阪にも人が戻ってきておりますので、ぜひその良さをみなさんで伝えていただけたら」と発破をかけた。

出発地は新大阪駅発、なんばパークス発の２パターンで、第１弾ツアーは５月４日・５日・２７日・２８日の４日間でおこなわれる。料金は半日コース７５００円（約３時間）、１日コース１万１０００円（約８時間）。