江戸で評判の鍼医者による暗殺稼業を描いた、豊川悦司主演の映画『仕掛人・藤枝梅安』。その第１作の世界４０カ国配信が決定した。

同映画の主人公は、鍼医者でありながらも生かしておくと人のためにならない悪を密かに葬る時代劇のダークヒーロー・藤枝梅安。戦後を代表する時代小説家・池波正太郎による人気シリーズで、これまで数々の名優（緒形拳、萬屋錦之介、小林桂樹、渡辺謙）らが映像化に挑んできた。

豊川版・藤枝梅安は、池波正太郎の生誕１００年を記念して製作され、第１作は２月３日、第２作は４月７日に公開される。豊川のほか、片岡愛之助、菅野美穂、早乙女太一、柳葉敏郎、天海祐希、椎名桔平、佐藤浩市ら、日本を代表する面々が集結した。

今回の世界配信について豊川は、東京「新宿ピカデリー」でおこなわれた先行上映会（３月２２日）にて、「これから海外でも『ＢＡＩＡＮ. Ｈｏｗ ａｒｅ ｙｏｕ？』と声を掛けていただけるようになったら素敵だと思います」とコメント。

また、制作陣も「時代劇は特別なものではなく、コスチュームドラマとして、普通のエンタテインメントとして世界中で楽しんでもらいたいですし、この作品がその先駆けになるといいなと思っています」と語った。

『仕掛人・藤枝梅安』第１作は、名作時代劇を世界に発信する海外向けサブスクリプションサービス『ＳＡＭＵＲＡＩ ＶＳ ＮＩＮＪＡ』にて、４月１日・昼１２時から配信される。