こどもの職業・社会体験施設「キッザニア甲子園」（兵庫県西宮市）で、３月２０日より期間限定パビリオン「ランドセル工房」がスタート。約１０分の１サイズのミニランドセルをつくる体験ができる。

ランドセル・鞄メーカーの「池田屋」（代表：長岡和久）による同体験は、職人と同じ道具や素材を使ってものづくりを学ぶアクティビティ。はじめにランドセルの歴史や各パーツの役割などの説明を受けた後、いよいよ制作開始。実際のランドセルと同じ牛革に、カシメなどのパーツをハンマーで叩いて固定する。すべてのパーツを留めたら、最後に各側面に開けられた穴に紐をとおしてつなぎあわせ、ランドセルの形に仕上げて完成だ。

前半は力仕事、後半は頭を使って子どもたちは奮闘し、完成すると「ちゃんとランドセルだ！」と、喜びの声をあげた。体験を終えた８歳の女の子は、「難しかったのは、紐で編むところ。できあがったミニランドセルに宝物を入れて大事にしたい」と話し、さっそく愛着が湧いた様子。愛知県から参加した１０歳の男の子は、「職人になりたくなった！」と、自身の作品を大切そうに抱えていた。

ランドセルのカラーは赤、黒、チョコ（こげ茶色）、紺の４色があり、選べる色は日によって異なる。期間は３月２０日から４月６日まで、所要時間は約４５分。実施日時や予約方法など詳細は公式サイトにて。