７０年以上の歴史を誇る「ＭＢＳ」（本社：大阪市北区）の倉庫に収蔵されている数多あるテープのなかから、懐かしい映像を放送する番組『発掘！アーカイブ探検隊』。３月１２日は、２月に急逝した落語家でタレントの笑福亭笑瓶さんを偲び、笑瓶さんの出演番組を文字通り「発掘」する追悼特別企画が放送される。

ゲストは、かつてＭＢＳラジオ『ヤングタウン（水曜日＝ヤンスイ）』で１９８７年から１年間、共演していた原田伸郎。今回は原田と笑瓶さんが、昼間の大阪の町をあちらこちらクネクネ歩き、音楽の「ブルース」を口ずさみながら出会う人々に話しかける単発番組、その名も『ブルースでおちかづき』をメインに構成。そのほか、いくつかの懐かしい番組もまとめて放送されるという。

原田は「笑福亭笑瓶という名前には、笑いという文字がふたつもあることに今回あらためて気づいた。楽しいシーンを素直に笑って、笑瓶ちゃんを追悼したい」とコメント。

番組で流れる１シーンを事前に別室で観たという笑瓶さんの師匠、笑福亭鶴瓶は「若いな。『突ガバ』に笑瓶のお母ちゃんと奥さんがスタジオ出演していたのは忘れとった。よう残ってたな」としんみり語った（鶴瓶の出演はなし）。番組は３月１２日・深夜１時５分から放送される。