東大阪の工場「ＩＷＡＫＵＲＡ」で生まれ育ったヒロインが挑戦を繰りかえす連続テレビ小説『舞いあがれ！』（ＮＨＫ朝ドラ）。３月３日放送の第１０６回では、工場と人を繋げる仕事をしたい舞が、起業に向けて動き始めるシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

東大阪の町工場を守るため、工場と人を繋げる事業が必要だと考えた舞（福原遥）。新聞記者・御園（山口紗弥加）と起業することを決め、母・めぐみ（永作博美）と兄・悠人（横山裕）に事業計画書を見せる。悠人は厳しい口調ながら、「ＩＷＡＫＵＲＡ」の子会社という形で起業することを勧める。

「ＩＷＡＫＵＲＡ」の営業を退職した舞は、会社名を五島弁の「こんね（おいで）」と英語の「コネクト（つなげる）」を組み合わせた「こんねくと」に決める。さらに事務所も借りた舞と御園は、いよいよ新たな事業に向けて走り出すのだった。

新会社を立ち上げるにあたり、舞たちが事務所を借りるシーンが描かれた今回の放送。事務所がこれまで作中にたびたび登場した公園近くのビルにできたことが分かり、ＳＮＳでは「オープンファクトリーをやったとこ？」「事務所、いつもの公園の前ちゃうの？」「ずっと貸事務所だったのがここで生かされるのですね」など、驚きや納得の声が相次いだ。

さらに、朝の情報番組『あさイチ』でも、ＭＣをつとめる博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが「ずっとテナント募集中ではあったんですよね」「気にはなってました」「あそこに入ることになるとは･･･」などと盛り上がる一幕もあり、ツイッターでは「テナント募集」がトレンド入りした。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。３月６日放送の第１０７回では、舞と御園が立ち上げた「こんねくと」が始動する。土曜日はその週の振りかえり。

文／つちだ四郎