国宝11点など展示、史上最大規模の親鸞展「京博」で開催

2023.3.2 11:00

国宝11件など展示、史上最大規模の親鸞展「京博」で開催

(写真1枚)

浄土真宗を開いた親鸞聖人(1173〜1262)の生誕850年を記念し、国宝11点など史上最大規模の名宝が並ぶ特別展『親鸞ー生涯と名宝』が3月25日から、「京都国立博物館」(京都市東山区)で開催される。

2023年は親鸞聖人の生誕850年にあたる節目の年。親鸞は京都に生まれ、9歳で出家して比叡山で修行に励んだといわれている。29歳で山を下ってから浄土宗の宗祖・法然上人の弟子となるも、そろって弾圧を受け、罪人として越後に流罪となった。その後、罪を赦された親鸞は関東で布教に励み、京都に戻ってから90歳で亡くなった。

同展では、親鸞直筆の『根本聖典』などの国宝11件に加え、重要文化財約70件を含む手紙や彫像といった親鸞ゆかりの名宝約180件が一堂に会する。また、晩年の親鸞が推敲を重ねたとされる浄土真宗の根本聖典である『教行信証』の坂東本・西本願寺本・高田本の3本が初めて同時にそろう。

同展の広報事務局は、企画の意図について「親鸞生誕の地である京都で、聖人ゆかりの名宝とともにその生涯を巡り、親鸞その人を感じて欲しい」とコメント。

会期は3月25日〜4月23日(前期)、4月24日〜5月21日(後期)。前期と後期で展示替えあり。入場料は一般1600円(当日1800円)。現在前売りチケットを発売中。

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