東大阪の工場を営む家庭で生まれ育ったヒロインが成長していくする連続テレビ小説『舞いあがれ！』（ＮＨＫ朝ドラ）。２月２日放送の第８５回では、兄・悠人に異変が起こるシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

菱崎重工の荒金（鶴見辰吾）に依頼され、舞（福原遥）が中心となって進めてきた航空機部品の試作品作り。本発注は惜しくもライバル会社に決まってしまうものの、亡き父・浩太（高橋克典）とともに働いたことがあり、浩太が抱いていた夢を知っている荒金は、将来的に航空機部品に特化することをすすめる。

母・めぐみ（永作博美）は、傾いた工場を必死に立て直してきた過去があるだけに荒金のすすめを断ってしまう。舞は複雑な思いを抱くものの、めぐみが考えを重ねて導きだした結論を受け入れる。その数日後、菱崎重工から自動車部品の製造依頼が舞い込み、工場はふたたび活気づくのだった。

今回の放送では、「ＩＷＡＫＵＲＡ」のオーナーである兄・悠人（横山裕）が、工場の権利をめぐみに返すと告げるシーンが描かれた。

悠人の唐突な申し出にくわえ、投資の仕事がうまくいっていない不穏な様子が描かれたことから、ＳＮＳでは「悠人くんなんかあった？ あった！！！！」「悠人くんがあまり良くない状況なのが、落として小さくなった肩でわかる」「悠人の今後が心配すぎて、ほかのことが頭に入ってこない･･･」など動揺する人が続出していた。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。２月３日放送の第８６回では、舞の幼なじみ・貴司（赤楚衛二）が営む古本屋「デラシネ」に、舞がとある客を連れてくる。

文／つちだ四郎