東映創立７０周年記念作品『レジェンド＆バタフライ』の記者会見が１月２３日、京都市内でおこなわれ、俳優の木村拓哉と綾瀬はるか、そして、大友啓史監督が登場。同作の撮影を振りかえった。

綾瀬が演じたのは、「美濃のマムシ」と恐れられた大名・斎藤道三の娘で、政略結婚で織田信長（木村）に嫁いだ濃姫。格好ばかりの信長を初夜で暗殺しようと目論むなど、男勝りな濃姫を熱演。正反対の性格だった２人が天下統一に進んでいく過程で、次第にかけがえのない存在となっていく姿を見事に演じた。

撮影は、東映京都撮影所のほか、国宝「木造薬師如来立像」を有する「高雄山神護寺」などでも敢行。「普段入れないところで撮影させていただいて。メイクしてお着物に着替え、足を踏み入れさせてもらうだけで、グッと締まった空気感というか。そこで人生の大先輩を演じさせてもらい、貴重な経験でした」と振りかえった綾瀬。

そして、「魔王」「マムシの娘」の異名をとった登場人物にちなみ、お互いの異名を考える展開となり、綾瀬は「レジェタク（笑）、ごめんなさい！」と即答。木村は「それを超えるのは･･･何も出てこない」としばし考え、「撮影監督の芦澤明子さんを『あこたん』と呼んでいるんですね。濃姫なので『のんたん』。もうレジェタクの後はね」と苦笑いするしかなかった。同映画は１月２７日から公開される。