三宅健「関西弁が体になじむよう」、独自の役作りを明かす

2023.1.13 19:15

劇団☆新感線43周年興行・春公演『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』で主演を務める三宅健(13日・大阪市内)

(写真2枚)

元V6の三宅健が、主演をつとめる舞台『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』。1月13日、演出のいのうえひでのりとともに本作の会見に出席し、これまで演じたことがないキャラクターに挑む心境を語った。

■ 「線が細い僕で務まるのか?」

異人種の軍人・オセロが、彼を妬んだ部下が仕掛けた数々の嘘によって、愛妻・デズデモーナの不義密通を信じこんでしまう・・・という、シェイクスピアの悲劇『オセロ』を、1950年代の関西の任侠の世界に置き換えた本作。主役のオセロは、ガッシリした俳優が演じることが多いので、三宅は当初「線が細い僕で務まるのか?」と思ったそう。

「蜷川幸雄さん(演出)の舞台でも、吉田鋼太郎さんがやられていたし、屈強な男というイメージがありました。でも『こういう役者がやらなきゃいけない』とはそもそも決まってないし、しかも今回は設定が大きく変わるので、新しい作品として面白いものにできたらいいなと思います」と、今はポジティブに考えていることを明かした。

左から演出のいのうえひでのりと、三宅健(13日・大阪市内)

■ 「トミーズ雅さんや鶴瓶さんに電話を・・・」

そしてもうひとつ、不安の種になっているのが関西弁。舞台が舞台なだけに、かなりどぎつい関西弁が飛び交うので、思いあまった三宅は、ちょっと意外な行動に出ているとか?

「ヤクザ映画のいろんな要素が入っていて、このキャラクターだからこそ発することができる台詞もたくさんあるので、そこは楽しみながら思い切りやりたい。ただ僕は、関西弁をしゃべったことがないのが不安なので、トミーズ雅さんや(笑福亭)鶴瓶さんとか、関西の人に電話をかけまくって(笑)、しつこく関西弁を学んでいます」と告白。

そして「東京で1カ月やってからの大阪(公演)なので、それまでには関西弁が体になじむようにしたいし、日常でもしゃべれるようになるぐらい頑張ります。そして大阪のおいしいご飯を、(公演中の)1カ月で食べ尽くしたい(笑)」と、関西弁の本場での公演に向けて、明るく抱負を述べた。

脚本は初演に引き続き青木豪が担当し、三宅以外には松井玲奈、粟根まこと、寺西拓人、高田聖子などが出演。東京公演を経て、大阪は4月13日~5月1日に「COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール」(大阪市中央区)で上演。チケットは一般1万4500円、22歳以下2200円で、2月26日から発売開始。

取材・文/吉永美和子

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